<北海道東川>大雨被害で道担当者出勤せず 対応遅れ原因に(毎日新聞)
2010.08.29 |Category …国内
4人が死傷した北海道東川町の天人峡、旭岳両温泉周辺の大雨被害で、雨量の基準を超えた後も道がパトロールや交通規制をしなかったのは、現地の旭川建設管理部の担当職員が内規に反して出勤していなかったことが原因だったことが分かった。28日に会見した葛西悟部長は「不適切な対応だった。重大な事態と受け止め反省している」と謝罪した。
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日常的な雑務とかなら、あるいは経験から必要なもの不必要なものを分けて効率的にやることも必要かもしれないけどさー。
公のもので、かつ人命がかかっているというのに、それはあまりに軽すぎやしないかい。
以下、全文。
8月29日9時42分配信 毎日新聞
4人が死傷した北海道東川町の天人峡、旭岳両温泉周辺の大雨被害で、雨量の基準を超えた後も道がパトロールや交通規制をしなかったのは、現地の旭川建設管理部の担当職員が内規に反して出勤していなかったことが原因だったことが分かった。28日に会見した葛西悟部長は「不適切な対応だった。重大な事態と受け止め反省している」と謝罪した。
【陥没道路の写真も】豪雨:東川で道路陥没3人死傷、天人峡温泉は依然孤立の状態
道路管理に当たる同部事業課では、課長ら管理職の4人が持ち回りで非常用の携帯電話を持ち、気象警報などのメールが届けば緊急出勤して委託する業者に対応を指示することになっている。
24日の大雨警報は午前1時過ぎに発令されたが、50代の担当職員は出勤せず、5時半過ぎに道警旭川東署などから土砂崩れの連絡を受けて業者に携帯電話でパトロールを要請しただけだった。職場に着いたのは6時前で、内部調査に「午前3時ごろまで自宅にいた。パソコンで雨量が基準を超えているのは知っていたが、雨が少なくなっており、対応はもう少し先でいいのではないかと判断した」と釈明しているという。
また当初は「パトロールは3時過ぎに要請した」としていたが、通信記録から要請がなかったことが分かると「したと思い込んでいた」と説明を一変。旭川市内で雨被害はなかったにもかかわらず「3時半ごろから個人的に市内を見回っていた」と話すなど不自然な点も多く、同部はさらに事情を聴いている。【横田信行】
◇天人峡への道道 4日ぶりに再開
24日の大雨で通行止めになっていた天人峡温泉へ通じる唯一の道道が28日、仮復旧し4日ぶりに通行が再開された。温泉の孤立状態が解消され、関係者らが車で乗り入れた。運休していた「旭岳ロープウェイ」も、同日から運転を再開した。
仮復旧した道路は片側交互通行で、31日までは午後5時~翌朝8時が通行止めになる。天人峡の4軒のホテルや旅館は9月1日に営業再開の予定で、ホテル「天人閣」の藤田幸雄社長は「9月中旬の紅葉シーズンに間に合ってよかった」とほっとした様子だった。【横田信行】
最終更新:8月29日12時27分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100829-00000012-mai-soci