国交省天下り、空港関連団体へ16人=常勤役員の8割近く-昨年12月時点(時事通信)
2010.03.04 |Category …政治
国土交通省OBによる空港関連団体への天下りが昨年12月時点で計8団体16人に上ることが3日、同省の資料で分かった。空港周辺の騒音対策などを行う「空港環境整備協会」など8団体の常勤役員21人のうち、同省出身者が8割近くを占める。国交省がOBの空港関連団体・企業への天下りの全容を明らかにしたのは初めて。民主党は、空港関連業界と国交省、旧自民党政権との過去の癒着構造が問題の根源にあるとして、追及を強める構えだ。
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ただ「とにかくよくない」だけでは説明になってねえからな。
もちろん俺はわからないので検索する。
天下りとは、
天下り(あまくだり)とは、もとは神道の用語で、神が天界から地上に下ることをいい(天孫降臨など)、「天降る」といった。
現在では退職した高級官僚が、出身官庁が所管する外郭団体、関連する民間企業や独立行政法人・国立大学法人・特殊法人・公社・公団・団体などに就職斡旋する事を指して批判的に用いられる。民間企業の上位幹部が子会社の要職に就く際にも使われる場合がある。
へえ。
で、何で「天下り」が行われるかと言うと。
組織内における役職はピラミッド型になっているが、キャリア官僚たちはほぼ同時期に横並びに、一斉に出世してゆくのだそうだ。すると用意された椅子に座れない者が現れてくる。
なんとキャリア官僚の出世とは椅子取りゲーム式で、敗者(?)は容赦なく脱落・退場させられるらしく、定年を待たずに退職する羽目に。
で、それを救済(?)するものが「天下り」であるようだ。
脱落したなら素直に別の道を探せよ、というのが批判者(「とにかくよくないんだよ派」を除く)の言い分なのかもしれない。しかしそれまで培った知識・技術・人脈等が活かせるのであれば、それに越したことはない気もする。
せっかく即戦力になる人材があるのに、それを放って一から育てるのもアリといえばアリなんだろうけどね。
キャリア官僚らは元々が優秀な部類の人間なのだから、有り余る能力を全力で間違った方向に使われたら「癒着」「腐敗」に繋がるのは、まあ当たり前の成り行きだろう。それを防止するようルールを厳格にすればいいんじゃないか。
以下、全文。
3月4日2時31分配信 時事通信
国土交通省OBによる空港関連団体への天下りが昨年12月時点で計8団体16人に上ることが3日、同省の資料で分かった。空港周辺の騒音対策などを行う「空港環境整備協会」など8団体の常勤役員21人のうち、同省出身者が8割近くを占める。国交省がOBの空港関連団体・企業への天下りの全容を明らかにしたのは初めて。民主党は、空港関連業界と国交省、旧自民党政権との過去の癒着構造が問題の根源にあるとして、追及を強める構えだ。
国交省が作成した資料によると、同省出身者は空港環境整備協会、航空保安協会、航空保安施設信頼性センターに各3人、航空輸送技術研究センター、航空機安全運航支援センターに各2人、全国空港ビル協会、全国空港給油事業協会、空港保安事業センターに各1人が天下りしている。
また国交省は、空港関連の企業への再就職状況も開示。羽田を中心に貨物などの施設業務を取り扱う「空港施設」(本社東京)の3人を筆頭に、同省から計9企業に11人(昨年4月時点)が常勤役員として天下りしている。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100304-00000011-jij-pol