俺の横槍

アメリカの高速道路に竹島（韓国名：独島）をPRする大型広告看板が登場して韓国で話題になっている。

たとえば、夢と現実の区別がつかなくなってしまった人間が、大通りで道行く人々に向けて喚いていたとする。いわく「○○さんはひどいやつだ！」とのことで、熱心に○○さんの悪行の数々を語っている。

彼はこの界隈では「気の毒」なことで有名だし、何より○○さんは人格者として知られているので、道行く人々が彼の言葉に耳を貸すことはなかった。そんなでたらめを信じる者などいないので、否定するためにわざわざ関わり合いになるのがみな面倒だった。

しかしだ。

たとえば彼が「気の毒」であることを知らない人々が多数を占める街で、そして○○さんのことがよく知られていない地域で同様のことをされたらどうなるだろうか。もしかしたら「○○さんはひどいやつ」であると、信じ込んでしまう人がいないとも限らない。

そして。

その現場を、○○さんもしくは○○さんの知り合いが通りがかったとき、地元でやるのと同様に、それを見て見ぬふりをしたら、……どうなるであろうか？

多数の通行人は「気の毒」な彼の妄言を、事実であると認識するにちがいない。なぜって、否定しないのだから肯定ってことだろ？

「見て見ぬふり」が通用するのは、極々一部の、呼吸が通じる身内の間だけでの話だ。その様式を知らぬ大多数の人間に「空気を読んでくれ」と願うのは無茶だし、そもそも世界的にはそういった考え方のほうがマイナーだ。

たとえ嘘であろうと声が大きいほうが、正しく見える。

だから正しい主張は、多少無茶してでも、正しく主張するべきなのだ。


以下、全文。

2010年01月31日17時33分 / 提供：ロケットニュース24

アメリカの高速道路に竹島（韓国名：独島）をPRする大型広告看板が登場して韓国で話題になっている。

カリフォルニア州、ロサンゼルス都心から東へ約40km離れた60号線の高速道路そばに立てられた屋外用大型広告看板には25日から竹島の写真と共に「独島（ドクト）は韓国の土地(Dokdo Island Belongs to KOREA)」というコピーが掲載されており、また、広告看板の下は「ダイヤモンド・ファミリー・スパ」（Diamond Family Spa）と記されている。

この広告はロサンゼルスの近隣都市ダイヤモンドバーで大型サウナ『ダイヤモンド・ファミリー・スパ』を運営する韓国人が2ヶ月契約で広告出稿したもの。

この広告を出した韓国人は「(この広告に対する)韓国ネチズンの大きい反応を見てとても気まずかった。私がすごい愛国者のように映って当惑する。」と話しており、「冬季オリンピックもあるだけにキム・ヨナ選手を活用した広告を考えたが、肖像権問題があるようで独島広告をすることになった。」と、この広告を出した理由を説明している。また、同韓国人によればこのような広告を出したがっていて出せない韓国人が多いとのこと。

引用元：
http://news.livedoor.com/article/detail/4579431/