消える川・干上がる湖…旱魃ますます深刻に=湖北・安徽・湖南 (サーチナ)
2011.05.31 |Category …海外
中国では中南部の湖北、安徽、湖南の各省を中心に、2010年秋に始まった旱魃(かんばつ)の被害がますます深刻化している。多くの川が姿を消し、ほぼ干上
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ただでさえ飲める水が少ないってのに、干ばつに襲われたらたまらないだろう。文字通りに死活問題だ。
やつらが日本の水源を買い漁るのも、こうした背景があるんだな。
以下、全文。
サーチナ 5月31日(火)9時56分配信
中国では中南部の湖北、安徽、湖南の各省を中心に、2010年秋に始まった旱魃(かんばつ)の被害がますます深刻化している。多くの川が姿を消し、ほぼ干上がった湖も多い。貯水量が利用できる下限以下になったダムも相次いでいる。中国新聞社が報じた。
■「三峡ダム」に関する写真
湖北省では広い範囲で11月以来の降水量が、観測史上最低値になった。安徽省では269の河川の流れが途絶え、中型ダム10カ所で、残っている水が構造上利用できない死水(しすい)だけになった。小型ダム266カ所は、完全に干上がった。
湖南省では2011年になり、観測を始めた1910年以来、降水量が最も少ない状態が続いている。省東部にある洞庭湖の面積は例年同時期の3分の1に相当する780平方キロメートルに減少。湖周囲の湿地帯が乾いたため野生動物が産卵できなくなるなど、生態系にも深刻な影響が出はじめている。
各地で農業用水や飲み水の不足が深刻化している。当局は井戸用のポンプを農村部に送るなど、対策を急いでいる。
気象部門によると、2011年は湖南省などに影響を与える台風が多く、大旱魃が一転して大雨・洪水被害が多発する事態になる可能性があるという。
写真は干上がった洞庭湖の湖底部分。手前に取り残された2枚貝が見える。(編集担当:如月隼人)
最終更新:5月31日(火)11時44分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000015-scn-cn