<関西電力>春も節電検討 夏に備え「火力」定検 (毎日新聞)
2012.01.08 |Category …経済
関西電力は7日、今冬の節電要請に引き続き、春以降の節電要請を検討していることを明らかにした。関電の原子力発電所全11基が2月20日以降、定期検査で
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節約ってのは、使わずに済むものを使わないことを言うのであって、使いたくても使えない状況に用いるのは違うだろ、という。
以下、全文。
毎日新聞 1月8日(日)13時5分配信
関西電力は7日、今冬の節電要請に引き続き、春以降の節電要請を検討していることを明らかにした。関電の原子力発電所全11基が2月20日以降、定期検査で停止するものの、再稼働のめどが立たず、電力需要がピークを迎える夏に火力発電所をフル稼働させなければならない。しかし、関電は今冬の電力不足に対応するため、定期検査を遅らせて火力のフル稼働を続けており、「夏の火力のフル稼働に備え、需要の少ない春に定期検査をした方がいい」(首脳)と判断した。
関電は安全運転のために最低限の補修が必要となる火力の精査を進めており、政府による安全評価(ストレステスト)の進捗(しんちょく)状況を踏まえ、最終決定する。検査内容や設備によって、定検は1週間から2、3カ月かかる。原発の再稼働が見込めれば、春以降の節電要請は回避する方針。ただ、細野豪志・原発事故担当相が6日、原発を運転開始から40年で原則廃炉とするなどを柱とする法改正の方針を提示。定期検査で停止中の関電美浜原発1号機(福井県美浜町、出力34万キロワット)が運転40年超で廃炉対象に含まれるうえ、法改正の国会審議と併せ、再稼働に向けた環境は厳しさを増している。
節電要請する場合、今冬の節電要請の期間を延長するか、4月以降に時期を改めるかは未定。
関電は現在、原発10基を停止しており、代替のため火力28基をフル稼働している。3分の1は定期検査の時期を迎えていたが、フル稼働を維持するため、今冬の節電要請終了日の3月23日以降に先送りした。この間、相生火力2号機(兵庫県相生市、同37.5万キロワット)が昨年12月30日~今年1月4日に故障停止し、一時的にフル稼働できなくなったこともあった。
関電は3月の供給力を2297万キロワットと想定。4~6月の最大電力は2100万~2500万キロワット程度で、春に節電要請しないまま、火力を定期検査で停止すると供給不足の恐れがあるとみている。穏やかな気候の時期のため、暖房や冷房利用による電力需要は少ない一方、前年比で節電する余地も小さい。【横山三加子】
最終更新:1月8日(日)14時18分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120108-00000023-mai-bus_all