監視船乗船の3人を豪政府へ引き渡しへ 立件見送り (産経新聞)
2012.01.10 |Category …社会
調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に乗り込んだオーストラリア国籍の男3人について、政府は9日、日本に移送して刑事手続きを取らず、豪政府に引き渡す方
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第2昭南丸が移送のために帰国すれば、捕鯨継続に影響が出ると判断した。
「影響」がどうのと言うのなら、船に異物が入り込んで、その対応に追われている時点ですでに余計な負担が生じているんだよね。
目に見える「悪さ」をしていないと言ったって「侵入」した時点で罪を犯しているわけで。「たいしたことじゃないから許すよー」ってどうなの、という。
「ほどほどにやれば戦線復帰できる」という前例を作ったら面倒じゃないかなあ。「侵入されて」「引き渡して」を繰り返すことになったら、それこそ影響が出るだろうに。
できる範囲できっちりやった方が後々のためになるような気がする。
以前は「海保が艦船か飛行機で南極海まで身柄拘束に出向く」という案もあったようだけれど、ポシャったのかなあ。コストの問題とかだろうか。
以下、全文。
産経新聞 1月9日(月)21時19分配信
調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」に乗り込んだオーストラリア国籍の男3人について、政府は9日、日本に移送して刑事手続きを取らず、豪政府に引き渡す方針を決めた。第2昭南丸が移送のために帰国すれば、捕鯨継続に影響が出ると判断した。
第2昭南丸はすでに、捕鯨船団がいる南極海に向かって航行中の反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)の抗議船を追って移動を始めている。政府は今後、豪政府に公船の派遣を要請し、洋上で3人を引き渡す方針。
3人はSSを支持する環境保護団体のメンバー。8日、豪西部の港を出た抗議船の近くを航行していた第2昭南丸に乗り込み、海上保安官から任意で事情を聴かれていた。
政府は3人の処遇について、過去2回のSSメンバーによる艦船侵入事案を踏まえて関係機関と協議。第2昭南丸は抗議船の位置を捕鯨船団に伝える重要な役割を担っている▽3人は船に乗り込んだだけで、乗組員への暴行や船体損傷など悪質行為はしていない-ことを考慮し、立件見送りを決めた。
一方、豪政府は外交ルートを通じ、日本政府に3人の安全と速やかな解放を要請。ロクソン法相は豪メディアに「すべての選択肢を考えている」と述べ、公船の用意も示唆していた。
最終更新:1月9日(月)22時16分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120109-00000558-san-soci