紳助さん引退 「黒い交際」との決別 高まる排除機運 (産経新聞)
2011.08.28 |Category …エンターテインメント
芸能活動の引退を表明した元タレントの島田紳助さん(55)=本名・長谷川公彦=が、引退会見で認めた暴力団幹部との関係が次第に明らかになってきている。
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芸能界で屈指の人気を誇った紳助さんが引退に追い込まれた背景には、
引退に追い込まれた、というより尻に火がつきそうだったから自主的に逃げたような印象なのだが。
自白すれば罪が軽くなるー、とか、注目を集めておいて身の安全を確保ー、といった計算が働いているんじゃないの。
あるいは、いつものアレだ。他に重大ニュースがあるのに、なぜか発生したスキャンダルで覆い隠されてしまう、という目くらまし的なもの。
以下、全文。
産経新聞 8月28日(日)2時22分配信
芸能活動の引退を表明した元タレントの島田紳助さん(55)=本名・長谷川公彦=が、引退会見で認めた暴力団幹部との関係が次第に明らかになってきている。テレビでの発言をめぐる右翼団体とのトラブルを幹部が処理した十数年前に付き合いが始まり、親密さを深めていったとみられる。暴力団排除の機運が高まるなか、専門家は「芸能界には、ある程度の付き合いは仕方がないという甘えがあったのではないか」と、“黒い交際”との決別を求めている。
◆親密さ、裏付け
引退を表明した23日夜の会見で、紳助さんは時折涙ぐみながら、「Bさん」とは十数年の付き合いで、4、5回会ったことがあると説明。その一方で「頻繁に会ったこともなく、交際とか交流とかいう認識はなかった」と強調した。
Bさんとは指定暴力団山口組の若頭補佐と呼ばれる最高幹部。両者の親密さは警察の捜査で明らかになっている。
大阪府警が平成19年、恐喝未遂事件で、元ボクシング世界王者の渡辺二郎被告(56)=恐喝未遂罪で実刑判決を受け上告中=を逮捕した際、渡辺被告の携帯電話を押収した。会見では渡辺被告をAさんと表現していた。
捜査関係者によると、携帯には紳助さん専用のメールフォルダがあり、メールが消えないように保護設定されていたという。
メールには、紳助さんが経営する飲食店に幹部が訪れたことを感謝する内容のものなどがあり、文末は度々「会長(幹部)によろしくお伝えください」と締めくくられていた。渡辺被告を通じ、2人が交流を持っていたのは明らかだった。
◆テレビ発言で
幹部との交際について、紳助さんは会見で、十数年前に自身ではどうしようもできないトラブルを解決してもらったことがきっかけとしている。
関係者によると、司会を務めるテレビ番組で、自身の発言をめぐり右翼団体ともめ事が発生。渡辺被告を介して話を聞いた幹部が乗り出し解決したという。
紳助さんはこれに恩義を感じているといい、数年前からは、週刊誌などで2人が親しい関係にあると報じられるようになった。
今年4月にも、一部週刊誌で幹部との交際が報じられ、所属事務所から事情を聴かれた紳助さんは「事実無根。暴力団との交際は一切ない」と否定した。しかし、8月中旬に同社がメールの内容を入手し、改めて確認したところ、一転して関係を認めたという。
ただ、一部で取り沙汰された、紳助さんが幹部へ宛てた直筆の手紙や一緒に写った写真の存在については、紳助さんは会見で否定している。
◆全国で条例も
芸能界で屈指の人気を誇った紳助さんが引退に追い込まれた背景には、暴力団排除の社会的機運の高まりがある。
昨年は相撲界で、土俵下の特等席が暴力団に渡っていたり、野球賭博で現役力士が暴力団関係者から恐喝されたりする事件が発覚。日本相撲協会は同年8月に暴力団排除宣言を出し、力士や親方を対象に講習会を開いている。
昨年から今年にかけ、さまざまな業界で対策も進んでいる。銀行などの金融機関は暴力団排除条項を導入。暴力団関係者に融資しないことや関係者と判明すれば口座を解約できることなどを定めた。また、すべての都道府県で今年末までに、公共工事からの締め出しや組事務所の開設を制限する暴力団排除条例を施行する予定だ。
日本弁護士連合会の民事介入暴力対策委員会第2部会長、竹内朗弁護士は「相撲界は野球賭博をきっかけに組織改革を行った。芸能界も今回の問題を機に、一丸となって暴力団排除を進めるべきだ」としている。
最終更新:8月28日(日)11時27分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110828-00000504-san-soci