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人間の皮膚から神経細胞…iPS細胞使わず成功 (読売新聞)


 人間の皮膚細胞から、様々な細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を経ずに、神経細胞に直接変化させることに、米スタンフォード大の研究チームが成功



▽つづきはこちら

万能細胞の研究はすごい速さで進歩しているが、これを実際に生きている人間に用いるには、まだまだ先のことなんだろうなあ。

研究や臨床試験の段階ではパーフェクトな結果が出たのに、いざ実用してみたらとんでもない欠陥が見つかって、とんでもない危機的な状況に……なんてことになったら大変だ。


以下、全文。


読売新聞 5月28日(土)3時3分配信

 人間の皮膚細胞から、様々な細胞に変化できるiPS細胞(新型万能細胞)を経ずに、神経細胞に直接変化させることに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。

 皮膚などの細胞から目的の細胞を直接つくる「ダイレクト・リプログラミング」と呼ばれる技術だが、人間の神経細胞ができたのは初めて。

 iPS細胞で懸念されるがん化の危険性を減らせる可能性があり、再生医療や創薬への応用も期待される。27日の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 チームは昨年、マウスの皮膚の細胞に3種類の遺伝子を加えることで、神経細胞に変えることに成功していた。

 次の段階として、難しかった人間の細胞のダイレクト・リプログラミングを実現させるため、神経細胞への変化を促す働きがある20遺伝子に着目。従来の3遺伝子に「NeuroD1」を加えた4遺伝子を、人間の皮膚細胞に導入したところ、2週間後から神経細胞と同じような形に変化した。5週間後には神経細胞に特有な遺伝子が働いていることを確認した。

 ダイレクト・リプログラミングは主にマウスで研究が進んでいるが、人間の細胞でも血液の元になる細胞を作ることに別のチームが成功している。

最終更新:5月28日(土)3時3分


引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110527-00001194-yom-sci

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