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日本の野鳥駆逐する? 侵略的外来種「カオジロガビチョウ」 県内で初確認 (産経新聞)


 ウグイスなど日本在来の野鳥を脅かすとされる侵略的外来種の鳥「カオジロガビチョウ」が県内で初めて確認された。輸入や飼育が禁じられている種類だが、繁殖



▽つづきはこちら


飼っていた人や在庫を抱えた業者が捨ててしまい、野生化したとみられる。



どれくらい放せば、野生化して定着できるくらいに安定するのだろうね。ふつうなら逃げ出したけど他の群れもつがいも見つからず、一代限りで終わってしまいそうな気がするのだが……。

いずれにせよ、飼っていたやつも業者も無責任に捨てたりせず、元いた場所に戻すか食うかするべきだったな。


以下、全文。


産経新聞 10月25日(火)9時57分配信

 ウグイスなど日本在来の野鳥を脅かすとされる侵略的外来種の鳥「カオジロガビチョウ」が県内で初めて確認された。輸入や飼育が禁じられている種類だが、繁殖力が強く生息域を広げているようだ。県関係者は防除を急ぐべきと指摘するが、環境省は「人間に危害を与えていない」として対策は後回しにされている。

 カオジロガビチョウは中国、東南アジア原産のチメドリ科の一種で、全長27センチほど。柏市の萩原良次さん(64)が今年7月下旬、野田市江川地区でバードウオッチング中に偶然撮影した。「帰宅して写真を見ると、見たことのない鳥が写っていて驚いた」と言う。連絡を受けた県立中央博物館などが、カオジロガビチョウと確認した。

 カオジロガビチョウは昭和後期にペット用に輸入されたが、大きな「ピギャー」という鳴き声が嫌われて人気が衰えた。その後、飼っていた人や在庫を抱えた業者が捨ててしまい、野生化したとみられる。

 平成6年に初めて群馬県赤城山周辺で確認され、栃木、茨城県と生息域を広げてきた。野田市内で今回発見された個体は、利根川の藪沿いに移動してきた可能性が高いという。

 定着すれば、ウグイスやオオルリ、ツグミ類などが駆逐される可能性が高い。ハワイ諸島で輸入されたガビチョウが野生化、大量繁殖して、在来種を危機に追いやったとされている。千葉県生物多様性センターの担当者は、「生息数が限られているうちに営巣地を把握して捕獲、防除すべきだ」と指摘する。

 しかし、定着しているとされる群馬県でも生息数すら把握されていないのが現状だ。環境省関東地方環境事務所野生生物課の担当者は、「生態系を危機にさらすといっても、直接人間を襲ったり、農作物が被害を受けたりしているわけではない。手が回らない」と事実上、放置している。

最終更新:10月25日(火)15時28分


引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000509-san-l12

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