子ども手当 満額断念「当初から無理」 冷めた反応や批判(毎日新聞)
2010.06.09 |Category …政治
民主党の目玉施策だった子ども手当は、11年度からの満額支給2万6000円が実現しない見通しとなった。8日の会見で長妻昭厚生労働相が、これまでの姿勢を転換し、満額支給を事実上断念する考えを明らかにした。菅内閣が財政再建を重視し、政権公約修正へかじを切った象徴ともみられる。
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お前は休日、釣りに行ったはよいが何も釣れずに帰りに魚屋に寄って帰るお父さんかと。
で、結局、出てきた「埋蔵金」では到底足りない。そんなのわかりきっていたんだけどね。
じゃあ「なかったことにします」ときたらマニフェスト詐欺と言わずに何と言う。最初からこんなくだらないことしなけりゃよかったのに。
以下、全文。
6月9日13時55分配信 毎日新聞
民主党の目玉施策だった子ども手当は、11年度からの満額支給2万6000円が実現しない見通しとなった。8日の会見で長妻昭厚生労働相が、これまでの姿勢を転換し、満額支給を事実上断念する考えを明らかにした。菅内閣が財政再建を重視し、政権公約修正へかじを切った象徴ともみられる。
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■母親たち
子育て中の親からは「こうなると思っていた」などの冷めた反応や、「国民への裏切り」との手厳しい評価が聞かれた。
4児を育児中の東京都文京区の主婦(34)は「ウキウキしながら待っていたが、当初から無理があるのではと思っていた」と話しつつ、「財源の裏付けを取り、きっちり実行できる確信を得てから公約してほしかった」とチクリ。同区在住の地方公務員男性(31)は「マニフェストに掲げたことを実行しないのは、国民への裏切り。支給額を組み込んだ生活設計を考えていたので、いまさら減額されては困る」と怒りを込めて話した。
横浜市中区の主婦(37)は「本音では満額支給された方がいいが仕方ない面もある。保育所の増設などにお金を回してほしい」と話した。【山田奈緒、宗岡敬介】
■厚労省
子ども手当を所管する厚生労働省では、「世間の感覚に沿っている」との受け止めが多い。
ある幹部は「大臣は最近まで、『簡単に衆院選で掲げた旗(マニフェスト)を降ろせるか』という姿勢で来た。内閣発足の日、あえて非常に難しいと言ったのは、現実路線重視の菅政権全体のメッセージではないか」と分析する。
担当局の幹部は「今年度の支給は月額1万3000円で、マニフェスト変更により実務的に支障が出るわけではない。自治体には、給食費の滞納分と相殺したいといった要望も多い。今後の制度設計のイメージはまだわかないが、判断変更の背景には自治体の声も反映している」と話している。【野倉恵】
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100609-00000024-maip-soci