歴史ねつ造?露外相「ポツダム宣言でソ連領」発言 北方領土 (産経新聞)
2011.03.03 |Category …海外
ロシアのラブロフ外相は2日、出演したラジオ番組で北方領土問題に触れ、「1945年のポツダム会談で米国は(ソ連に)対日参戦を懇願した。ポツダムで全ク
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曲解したか
混同したか。
どちらにせよこの手の誤った歴史の認識も、百回も大声で叫べば本当にそうと信じる者は出てくる。あとは誤認した者が伝言ゲームで広げていけば、勝手に根深く根強く洗脳が進むという寸法。
誤りを正す側としても、そのすべてに本当のことを教えるのは困難であるから、コストの割に有効な手段だよね。
で、
その根拠として国連憲章107条(旧敵国条項)が最も重要だと発言。
敵国条項とはなんですか……と、検索すると、
第二次世界大戦中に「連合国の敵国」だった国が憲章に違反する行動を起こした場合、国際連合加盟国は国連決議に関係なく、単独でも無条件に、当該国に対して軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は制止出来ない
うっわ、怖い。
「歴史的にどちらの物だとか関係ねえ。お前ら負け犬なんだから、徹底的に苛め抜いてやるよ」というのが根拠らしい。
つーか、いまだに日本は「敵国」扱いだぜ。すげえ。そして、戦争が終わる頃になってようやく火事場泥棒を始めて美味しいとこ取りした国が正義の側だとさ。アホかと。
やはり国際連合とは、国家同士が仲良くすることを目的にした集まりでは断じてないんだな、と。
以下、全文。
産経新聞 3月3日(木)10時11分配信
ロシアのラブロフ外相は2日、出演したラジオ番組で北方領土問題に触れ、「1945年のポツダム会談で米国は(ソ連に)対日参戦を懇願した。ポツダムで全クリール諸島(千島列島と北方四島)はソ連に帰属すると記録された」などと述べた。日本の主権は本州、北海道、九州、四国と連合国の決定する諸小島に限られる-としたポツダム宣言(45年7月)第8項を曲解したか、ソ連の対日参戦を密約した米英ソのヤルタ協定(同年2月)と混同した可能性がある。
外相は「全クリール諸島がロシア領」であると主張し、その根拠として国連憲章107条(旧敵国条項)が最も重要だと発言。米国が北方領土問題で日本の立場を支持すると確認していることについては「米国は唐突に態度を先鋭化させることにした。これはよく分からない」と語った。
ポツダム宣言第8項は、戦争による領土の不拡大をうたったカイロ宣言(43年)が履行されるべきだと明記。第9項は日本の将兵を武装解除後、速やかに帰還させるべきことも定めており、ソ連は「シベリア抑留」でこの条項にも違反した。(モスクワ 遠藤良介)
最終更新:3月3日(木)10時11分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000523-san-int