英政府、王位継承法の見直し開始 「差別」是正にらみ (CNN.co.jp)
2011.04.16 |Category …海外
ロンドン(CNN) 英国の王位継承権の問題で、同国政府が現在の関連法には「差別的」と受け止められかねない内容があるとして、これを修正する内部検討を開
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王様も単なる役職の一つである、という見方をするなら、たしかにとんだ欠陥法かもしれないけれども。
王族ってのは血筋と伝統を重んじるものじゃないの。
以下、全文。
CNN.co.jp 4月16日(土)16時33分配信
ロンドン(CNN) 英国の王位継承権の問題で、同国政府が現在の関連法には「差別的」と受け止められかねない内容があるとして、これを修正する内部検討を開始したことが16日までに分かった。同国政府筋がCNNに明らかにした。
1701年に制定された王位継承関連法では、継承権は男女平等となっておらず、国王の直系の子孫に男子優先で与えられる。また、継承はプロテスタントに属する英国国教会教徒に限られている。
英内閣府当局者によると、非公開で進められている内部検討にはかつて英植民地だった諸国で構成する英連邦加盟国も参加している。英連邦の一部加盟国はエリザベス英女王を国家元首としている。
検討内容の詳細は明らかにしなかったが、王位の継承は国教会教徒のみに許されるとの宗教的な制限問題も対象にしているとみられる。この制限は1600年代にカトリック教徒の国王だったジェームズ2世がカトリック教徒を要職に重用した事実を反省して打ち出されていた。継承法の見直しには、18世紀に制定された内容は21世紀にそぐわないとの判断もあるとみられる。
英国では今月29日、王位継承順位で2位のウィリアム英王子と庶民出身のケイト・ミドルトンさんとの結婚式が予定されている。王子は継承順位1位のチャールズ皇太子の長男。仮に2人に女子、男子の順序で子どもが生まれた場合、男子の子がウィリアム王子に次ぐ王位継承権を持つことになる。ケイトさんがカトリック教徒なら、王子は王位継承権を失う可能性もある。
ウィリアム王子は最近、地元テレビITNの取材に応じ、最初はケイトさんとの「結婚生活をうまく進めることを考える。その後、子どものことを考える」とし、「家族が欲しい」とも語っていた。
英議会のバーズ議員は、ウィリアム英王子とケイトさんとの間に生まれる第1子が男子であることを祈るとしながらも、現在の継承法には問題があり改正されるべきだと主張。特に同法での差別的な部分を破棄する法案も提案した。
一方、バッキンガム宮殿の報道担当者は王位継承関連法とその改正は政府が対応する問題であると述べた。
最終更新:4月16日(土)16時33分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110416-00000015-cnn-int