転んだ老人は助けるな?!「南京の彭宇事件」で失われた中国のモラル―中国紙
2010.01.19 |Category …海外
2010年1月16日、中国青年報によると、今月9日、あるネットユーザーは街中で転んだ老人を助け起こした経験をネットで公開し、「後で大変なことになるのではと心配だった」と不安を明かした。
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助けてもらっておいて恩人を訴えるのも相当に狂ってるが、
裁判所は「本当に正義の心からの行動なら、老人を助け起こす前にまず犯人を捕まえるはず」と推測し彭宇さんを犯人と認定
裁判官個人の価値観(というより好み)をぶん回してるだけじゃないのかこれ。
転んだ老人を助け起こし病院に送り届けることが、たとえ正義の心からの行動でなくとも、善意の心からの行動であると十分に認定できるだろ……。
正義と善意を、敢えて区別するのも疑問だがな。
まあ日本でもこれは他人事じゃねえよな。医療に携わるものを不当な物言いで突っつくアレだよ。
以下、全文。
2010年01月18日18時27分 / 提供:Record China
2010年1月16日、中国青年報によると、今月9日、あるネットユーザーは街中で転んだ老人を助け起こした経験をネットで公開し、「後で大変なことになるのではと心配だった」と不安を明かした。この問題に関してあるウェブサイトではアンケートが実施されたが、13万人の投票者のうち「助ける」との回答はわずかに4%だった。
こうした心理の背景となっているのが2006年に南京市で起きた彭宇(ポン・ユー)事件。転んだ老人を助け起こし病院に送り届けた彭宇さんだが、その老人は彭宇さんが突き飛ばしたために転んだと主張し、13万元(約173万円)の賠償を求めて告訴した。裁判所は「本当に正義の心からの行動なら、老人を助け起こす前にまず犯人を捕まえるはず」と推測し彭宇さんを犯人と認定、7万9000元(約105万円)の支払いを命じた。
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民法を専門とする中国人民大学の張新宝(ジャン・シンバオ)教授は、賠償を求める際には原告に立証責任があったと指摘、彭宇事件の裁判は妥当ではなかったと分析した。不当な判決であった可能性が有力だが、同事件が社会に与えた影響は大きいと北京大学社会学部の夏学鑾(シア・シュエルアン)教授は見ている。「もともと中国社会には信用危機が存在していましたが、同事件はモラルをさらに後退させるものとなりました」と述べている。(翻訳・編集/KT)
引用元:
http://news.livedoor.com/article/detail/4555378/