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次は生命、海の起源解明へ=予算が懸案・はやぶさ2(時事通信)


 小惑星「イトカワ」まで往復7年、60億キロを旅した探査機「はやぶさ」が帰還し、オーストラリアの砂漠に落ちたカプセルが回収された。小惑星の微粒子が入っていれば史上初で、太陽系の進化解明が期待される。宇宙航空研究開発機構の吉川真准教授らは、次は有機物や水を含む鉱物が多い小惑星の岩石を採取する「はやぶさ2」を開発、生命や地球の海の起源に迫ることを目指している。



▽つづきはこちら

もっと時間に余裕を持たせて開発できればよかったのにね。事業仕分け(笑)みたいなパフォーマンスなどで喜んじゃうような程度の低いやつが蔓延っているから、できないんだろうな。


以下、全文。


6月21日5時45分配信 時事通信

 小惑星「イトカワ」まで往復7年、60億キロを旅した探査機「はやぶさ」が帰還し、オーストラリアの砂漠に落ちたカプセルが回収された。小惑星の微粒子が入っていれば史上初で、太陽系の進化解明が期待される。宇宙航空研究開発機構の吉川真准教授らは、次は有機物や水を含む鉱物が多い小惑星の岩石を採取する「はやぶさ2」を開発、生命や地球の海の起源に迫ることを目指している。
 はやぶさ2では、変質していない小惑星内部の岩石を採取するため、爆薬を詰めた「衝突体」(直径約20センチ、重さ約10キロ)を突入させ、直径2~7メートルの小クレーターを作る。米国が月や彗星(すいせい)で行ったことがあるが、小惑星では初めて。イトカワで投下に失敗したミニ探査ロボットも再挑戦。故障した姿勢制御装置などは改良する。
 目標の小惑星「1999JU3」は、イトカワ同様に地球と火星の間にあり、長さは約920メートルと一回り大きい。2号機を2014年か15年にH2Aロケットで打ち上げれば、18年6月に到着して観測と岩石採取を1年半行い、20年12月の地球帰還を見込める。その次の打ち上げ機会は24~25年になるため、早急に開発に着手する必要がある。
 懸案は予算の確保だ。はやぶさ2の製造費は1号機の127億円を上回る160億円程度だが、今年度予算は3000万円にとどまった。宇宙機構の予算には余裕がないのに、政府の宇宙開発戦略本部の懇談会は、15年に月面に探査ロボットを着陸させる「かぐや」後継機に600億~700億円掛ける計画を提言しており、楽観できない。 


引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000008-jij-soci

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