海に転落して行方不明になっている高校生が波にさらわれていく時の動画がYoutubeにアップされる(デジタルマガジン)
2011.01.03 |Category …社会
茨城県神栖市の堤防で、初日の出を見に来ていた高校生2人が高波にさらわれ海に転落、1人が行方不明となっているニュースを知っていますか? この事故の瞬間を撮影した動画がYoutubeにアップされています。
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ケータイのカメラにせよデジカメにせよ、誰もが気軽に撮る側になれるということで現場での危機感や焦燥感といったものが当事者たちの間に欠けているようにも思えるけども。
全員が全員慌てたところで助けられるかというとそういうことでもないわけで。難しいといえば難しい話なのだろう。
映像に関して言えば、高校生にしても観客にしても、やっぱり海を舐めすぎているなあ、という感がぷんぷん漂っていること、高校生が波を一発目を食らった段階ですでに要救助な状態であるのに、誰も動いているように見えないこと(まあどうせ他人だしな)。
冬の冷たい気温と水温で、心構えもなく海に突っ込まれたら動けなくなるだろう事は想像に難くない。衣服は水を吸って重いし、高い波に阻まれ思うように息継ぎもできず。
水流はかなり早く、波の動きに取り込まれて、どの方向に泳ごうとしても当人らの意思とは無関係に引きずり回されている。
高校生らはパニックを起こしていたことだろう。
その後の映像で、助けに行ったサーファーが高校生を捕捉してから陸に上がるまで5分もの時間を要している。おそらくは慎重を期してのことなのだろうけど、きちんと準備をした人間がそれだけの労力を必要とするのに、と考えると、なんとも絶望的な事故だったということがわかる。
ああ、そりゃ死ぬわな、と思わざるを得ない。
以下、全文。
2011年01月03日10時20分
茨城県神栖市の堤防で、初日の出を見に来ていた高校生2人が高波にさらわれ海に転落、1人が行方不明となっているニュースを知っていますか? この事故の瞬間を撮影した動画がYoutubeにアップされています。
撮影したのは同じ海岸に初日の出を見に来ていた見物客とみられ、動画にはその時まわりにいた人たちの声も録音されており、最初は笑いごとのように捉えていた人たちが高校生らが徐々に沖の方に流されて行くにつれ深刻な事態だと気付いていく様子がよく分かります。
テレビのニュースによれば事件に遭った高校生は6人で初日の出を見にこの海岸きており、そのうち2人が“度胸試し”として堤防の先へ行こうとし、波にさらわれてしまったということです。
動画は2本アップされており、1本は波にさらわれていく様子が、もう1本は助けに行ったものの二次遭難になりそうだった仲間の高校生を2人のサーファーが救出する様子が写っています。
YouTube ? 神栖 初日の出 事故1
YouTube ? 神栖 初日の出 事故2
また、この動画とは別にもう1本、おそらくは一緒にいた高校生たち、もしくはその近くにいたとみられる人が撮影した動画もYoutubeにアップされています。こちらの動画には一緒にいた高校生たちの声と思われる音声も録音されています。
YouTube ? Video from My Phone
動画を見ればわかりますが、かなり軽い気持ちで堤防へと足を運んでいたこと、そしてその様子を楽しんでいたことが分かります。
事件当時現場では波浪警報が出されていたとのことで、海の恐ろしさを知るためにもこの動画を多くの人、とくに若い人たちに見て欲しいものです。風の強い日、波の高い日は絶対に海に近づいてはいけません。行って死ぬことと、行かずに生きること、どっちが良いかは分かりますよね?
(篠原 修司)
引用元:
http://news.livedoor.com/article/detail/5245592/