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県警は取材自粛要請…日テレ「判断甘かった」(読売新聞)


 「結果として判断が甘かった」。埼玉・秩父のヘリ墜落現場を取材中の日本テレビの記者ら2人が死亡した事故で、同社幹部は反省の言葉を口にした。



▽つづきはこちら

まあ、部外者を巻き込まなかったのがせめてもの救いというか。

犠牲が身内だけなら、最終的には、自分たちだけの問題であり自分たちだけの責任であると持っていける(捜索等の手間と迷惑はかかってしまっているが)。

軽率だとか軽薄だとか、そういった誹りは当然受けるだろうけどな。

しかしながら、ガイドと別れて不相応な格好のまま入山する、というあまりにも想像力の欠如した行動を、ガイドが止めなかった理由、ガイドが付き添わなかった理由も気になるところ。

ガイドに見られては困るようなものを追っていた、なんてことはあるまいし。

ガイドが記者の軽装を咎め、案内するのを渋った。そこで記者たちは準備する時間を惜しんで、安全とスクープとを秤にかけた、みたいな感じだろうか。


以下、全文。


8月1日21時52分配信 読売新聞

 「結果として判断が甘かった」。埼玉・秩父のヘリ墜落現場を取材中の日本テレビの記者ら2人が死亡した事故で、同社幹部は反省の言葉を口にした。

 現場はベテランでも命を落としかねない危険な山で、地元県警は取材自粛要請を出していた。なぜ2人はガイドと別れて山に戻ったのか、登山装備は適正だったのか――。

 東京都港区にある日本テレビ本社ビル18階の会議室。1日午後4時からの記者会見に集まった50人以上の報道陣の前で、細川知正社長は「有能で意欲的な2人を失い、残念な思いでいっぱい。原因を究明し、再びこういう事態が起こらないようにしたい」と陳謝した。

 同社によると、亡くなったカメラマンの川上順さん(43)は、チベットでの取材経験もあり、同社の山岳取材の中心的存在だった。ヘリ墜落事故では地上から現場に向かうことを希望し、最終的に「ガイドをつけ、小型カメラで1日限り」という条件付きで社会部長が許可した。記者の北優路さん(30)は登山経験が乏しかったが、事故発生時の取材にかかわったことから、今回の取材も希望したという。

 2人は7月31日午前6時前、「今から入山します」というメールを最後に、上司とは連絡が取れなくなった。沢を登るときはTシャツ姿だったが、杉本敏也・報道局次長は、「それほど不適切な服装とは考えていない」と説明。ガイドといったん下山後、再度2人だけで入山した経緯については、「事前の打ち合わせと違う行動で、私どもも一番知りたい」と戸惑いを見せた。

 取材の自粛要請が出ていたことについては、「適正な装備、十分な準備をすれば、取材は可能ではないかと判断した」と説明したが、「結果として判断が甘いという指摘は免れない」と認めた。

最終更新:8月1日21時52分


引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100801-00000520-yom-soci

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