芸術家グループが表明=岡本太郎氏の壁画いたずら―福島第1原発事故の絵 (時事通信)
2011.05.19 |Category …社会
JR渋谷駅構内に展示されている故岡本太郎氏の壁画「明日の神話」に福島第1原発事故を連想させる絵が貼り付けられた問題で、都内に拠点を置く芸術家グルー
▽つづきはこちら
メンバーの女性は「芸術家がするべきことをやっただけ」と主張。
いいなあ。
頭の中にこういう愉快な脳みそが入っていれば、さぞかし人生が楽しいんだろうなあ。「あげるよ」と言われても謹んでお断りさせていただくが。
この『明日の神話』というものがどういった性質の画であるか知らなかったので、検索したら公式ページにたどり着いた。
で、そこに「壁画について」とあったので、文章を引用。
『明日の神話』は原爆の炸裂する瞬間を描いた、
岡本太郎の最大、最高の傑作である。
に始まり、中略、
外に向かって激しく放射する構図。強烈な原色。
画面全体が哄笑している。悲劇に負けていない。
あの凶々しい破壊の力が炸裂した瞬間に、
それと拮抗する激しさ、力強さで人間の誇り、純粋な憤りが燃えあがる。
タイトル『明日の神話』は象徴的だ。
その瞬間は、死と、破壊と、不毛だけをまき散らしたのではない。
残酷な悲劇を内包しながら、その瞬間、
誇らかに『明日の神話』が生まれるのだ。
後略、……と、このようにあった。
こうした想いが込められた画に、原子炉建屋を付け加える……。
で、足された部分にはどのようなメッセージが込められているんだ?
元々の『明日の神話』と、合致あるいは調和するモノであるはずだが……。
なんだろうね、『明日の神話』の凄惨な構図、たいへんな悲劇の様子は、原子炉建屋にも一因があるんですよー、といった類の……チープな脱原発(笑)反原発(笑)的な主張なのだろうか。
なるほどなるほど、誰かの遺した芸術に「ただ乗り」することが
芸術家がするべきことなのかー。
でもさ、その程度でいいのなら、壁画の写真を撮って、それを加工して、「ぼくのわたしのスバラシイ芸術」とでも称して自分で借りたサイトで公開したらいいんじゃないかな。
以下、全文。
時事通信 5月18日(水)23時14分配信
JR渋谷駅構内に展示されている故岡本太郎氏の壁画「明日の神話」に福島第1原発事故を連想させる絵が貼り付けられた問題で、都内に拠点を置く芸術家グループが18日、自身らの仕業と表明した。
グループは男女6人組「チン←ポム」で、メンバーの女性は「芸術家がするべきことをやっただけ」と主張。ギャラリーで原画や貼り付けたシーンの動画を展示するとしている。
壁画は縦5.5メートル、幅30メートルの大きさで、1日夜、壁画の右下部分に縦80センチ、横2メートルの板が貼り付けられているのを警視庁渋谷署員が発見し、撤去。壁画に損傷はなかった。同署は軽犯罪法違反容疑などで捜査している。
板には原子炉建屋とみられる建物が四つ描かれており、グループは福島第1原発事故をイメージしたと説明している。
最終更新:5月19日(木)8時9分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110518-00000165-jij-soci