トヨタ、ABCに放送取り消しを要求(ウォール・ストリート・ジャーナル)
2010.03.20 |Category …経済
トヨタ自動車は、米ABCテレビが2月、トヨタ車の電子制御装置がどのように突然の加速をもたらすかについて報じた「無責任な放送」について取り消しと公式の謝罪をABCに要求した。
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まあ動画サイトなりを見ているとアメリカ人がトヨタ叩きの不当性を主張するものを見かけることもあるから、例によってマスゴミが火をつけマスゴミが油を注ぐ、という伝統行事があちらでも行われているだけなのかもしれないが。
アメリカの政権が民主党になると、こういったイベントが多くなるのだと聞く。
以下、全文。
3月19日10時24分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル
トヨタ自動車は、米ABCテレビが2月、トヨタ車の電子制御装置がどのように突然の加速をもたらすかについて報じた「無責任な放送」について取り消しと公式の謝罪をABCに要求した。
同社は3月11日付のデービッド・ウェスティンABCニューズ社長にあてた書簡で、同社製車の「危険で制御のきかない加速という誤った印象を視聴者に伝えるために制作した」リポートの中でABCがトヨタ「アバロン」のシーンを「でっち上げた」としている。ウォール・ストリート・ジャーナルが書簡のコピーを入手した。
トヨタの法律顧問クリストファー・レイノルズ氏はこの書簡の中で、「遺憾ながらABCは2月22日の放送で、社会全体への利益よりも恐怖を利用することを選択した」と指摘した。
ABCの広報担当者、ジェフリー・シュナイダー氏はこの書簡を受け取ったことを確認。「弁護士がこれを検討中だ。われわれはトヨタに返答する」と述べた。
2月22日の放送でABCは、南イリノイ大学のデービッド・ギルバート教授の発言を引用。教授はこの中で、アクセルペダルの信号をエンジンコンピューターに伝えるワイヤの中でショートさせれば急加速させることができるとし、このような方法では車の診断システムはショートに気づかないと述べた。
トヨタは、ABCは車の運転中にタコメーターがエンジンの安全限界に近い6000回転以上に跳ね上がる映像で「劇的なシーンをでっち上げた」とし、車は実際には止まっていたと指摘した。
ABCはサイト上にこのビデオを載せていたが、その後これを車が動いているときに撮影したとみられる別のビデオと差し替えた。このビデオではタコメーターは6000回転には届いていなかった。ABCは、サイトでのビデオの差し替えを認め、ギルバート教授による複数の実演を録画したが、エンジン回転の急上昇はどれも「同じ程度だった」と述べた。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100319-00000303-wsj-bus_all