市長「政府のツケ…香川とブランド守る連携も」 松阪牛商標登録、中国却下(産経新聞)
2010.05.13 |Category …経済
「どうして本物が認められないのか」。中国国家工商行政管理総局商標局が「松阪牛」と「松阪肉」の商標登録を却下したことがわかった12日、三重県松阪市内の食肉関係者は首をかしげた。松阪牛連絡協議会会長の山中光茂市長は「中国からの誘客戦略でも、『中国でも食べられる』と思われると困る」と観光面への影響も苦慮した。
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近代的な「正しさ」が通用するわけないじゃん、……と言ってしまうとそこで話が終わってしまうが。
政府がきちんと支援をしなけりゃならない問題ではあるが、いまの政府は特定アジアに日本を切り売りするのがおもなお仕事であるので、期待したらダメだと思う。
以下、全文。
5月13日9時56分配信 産経新聞
「どうして本物が認められないのか」。中国国家工商行政管理総局商標局が「松阪牛」と「松阪肉」の商標登録を却下したことがわかった12日、三重県松阪市内の食肉関係者は首をかしげた。松阪牛連絡協議会会長の山中光茂市長は「中国からの誘客戦略でも、『中国でも食べられる』と思われると困る」と観光面への影響も苦慮した。
今回の問題では、「松坂牛」や「松板」がそれぞれ平成18年2月までに中国で商標登録申請され、「松阪」の文字を使ったロゴマークが平成13年に商標登録されていることなどが判明。日本の地名やブランド名が中国で商標登録されたり申請され、産地関係者が心配している状況から、異議申し立てや登録取り消しなどを求めてきた。また、山中市長らが昨年7月に訪中、ブランドの歴史や申請の意義について当局に説明していた。
そして、今回の却下。山中市長は、却下通知を「あり得ると感じていた」と冷静に受け止めたという。しかし、憤りは隠せず「却下の理由を見ても中国の制度や体質的な問題がある」と指摘。このため、再審申立書で、登録されている商標に対して昨年3月に登録商標争議裁定申請書を提出していることや、「松阪牛」「松阪肉」は一般的な牛肉など食材名ではなくブランド名であることなどを明記したという。さらに、国の対応にも触れ「日本政府が役割を果たせなかったツケが来ている」と支援の必要性を強調した。
今後、協議会は県との連携を強化し、地域ブランドの保護や育成に向けて取り組む方針。また、今回の却下は「飲食物の提供等」の分野だったが「食肉等」との分野はまだ決定が出ていない。協議会などには、中国での商標登録申請の手続き方法などについて「さぬきうどん」の国際化を目指す香川県から問い合わせもあり、山中市長は「可能な限り地域ブランドを持つところと情報共有し、連携したい」と地域ブランドに関し、協議会を立ち上げるなどの枠組み作りも視野にあることを示した。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000507-san-bus_all