ビザなし交流 露、入港税を要求 北方領土、既成事実化狙う?(産経新聞)
2010.03.11 |Category …政治
北方四島のロシア人住民と日本人の元島民の後継者らが相互に行き来する「ビザなし交流」に関する日露実施団体の代表者間協議が10日、ロシア極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクで行われた。日本側関係者によると、ロシア側は日本船にかかる入港税を納付するよう事実上要請した。ビザなし交流をめぐり、露側が入港税問題を提起したのは初めて。「不法占拠」状態の北方領土に対する主権の既成事実化が狙いとみられる。
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だが軍事力を持たない国や軍事力で劣る国は、まともに相手されないという現実がある。舐められてしまっては交渉のテーブルにつくことができないのだ。
結果、一方的で理不尽な要求ばかり飲まされる羽目になる。
いざとなってしまえば札束で銃弾は叩き落せないからな。
現代でもいまだに「弱肉強食」が世界標準だというのに、そのルールに従って動くものに対して「牙を捨てたこっちの身も気遣え!」と喚き散らすのは果たして「平和」に繋がるのだろうか。
以下、全文。
3月11日7時56分配信 産経新聞
北方四島のロシア人住民と日本人の元島民の後継者らが相互に行き来する「ビザなし交流」に関する日露実施団体の代表者間協議が10日、ロシア極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクで行われた。日本側関係者によると、ロシア側は日本船にかかる入港税を納付するよう事実上要請した。ビザなし交流をめぐり、露側が入港税問題を提起したのは初めて。「不法占拠」状態の北方領土に対する主権の既成事実化が狙いとみられる。
[フォト]択捉島の港に並ぶ拿捕された日本の漁船
この日の協議でロシア側は、ビザなし交流に関して「入港税の問題がある」と提起した。日本側は実施団体間で取り扱うテーマでないとし、今後外務省がロシア政府と協議していくことになった。
日本側が提起を受け入れれば、北方領土に対するロシアの「主権」を事実上、容認することにつながる。前原誠司沖縄・北方対策相は昨年12月、「四島交流は両国の法的立場を害さないことを前提に行ってきた」として、入港税支払いには応じない姿勢を示している。
ビザなし交流をめぐっては、今年度事業でもロシア側が日本側に出入国カードの提出を求めたが、日本側が拒否した経緯がある。
代表者間協議は日露双方が翌年度の渡航計画案を提示し話し合う場で、毎年この時期に開催されている。日本からは「北方領土問題対策協会」「北方四島交流北海道推進委員会」、ロシア側からサハリン州の実施団体の代表者が参加した。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100311-00000067-san-pol