<延長国会>1週間以上も審議進まず空転 被災地そっちのけ (毎日新聞)
2011.06.30 |Category …政治
8月末まで70日間の延長が決まった国会だが、延長を決めた22日から、審議は1週間以上も全く進まない状態が続いている。菅直人首相が自民党参院議員を政
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そりゃあ物事の筋道とか、関係ないよね。
野党が反発すれば被災地を人質にして「与野党」の責任にできるし、野党が折れたら折れたで首相ご自慢の法案が通るしで、首相からしたら、どちらに転んでもこれ以上の悪化はない。
たいした手腕だなー。
以下、全文。
毎日新聞 6月29日(水)21時0分配信
8月末まで70日間の延長が決まった国会だが、延長を決めた22日から、審議は1週間以上も全く進まない状態が続いている。菅直人首相が自民党参院議員を政務官に引き抜いた人事に自民党などが反発しているためだが、被災地を置き去りにして重要法案の審議を放棄し、国会を空転させる与野党の姿勢にも批判が出そうだ。【吉永康朗、横田愛】
民主党の安住淳国対委員長は29日、自民党の逢沢一郎国対委員長、公明党の漆原良夫国対委員長らと国会内で個別に会談し、週明けの7月5日に衆院、6日に参院の予算委員会で、首相出席による集中審議を行いたい意向を伝えた。30日にも与野党国対委員長会談を開き、各党に正式提案する。だが、逢沢氏は会談で「まず公党間の信頼回復に努力してほしい」と、安住氏を突き放した。
民主党は当初、原子力損害賠償支援機構法案の審議入りを30日と想定していたが、7月7日以降にずれ込む見通し。首相が退陣の条件に掲げた特例公債法案と再生可能エネルギー法案の審議入りは、さらに遅れる方向だ。法案の衆院通過後60日以内に参院が採決しない場合、衆院の3分の2以上の賛成で再可決できるが、そのためには7月2日までの衆院通過が必要。この可能性も断たれた形だ。
安住氏は29日、国対役員の会合で「自公両党が我々と交渉できなくなる状況を作ったことは極めて遺憾だ」と、国会空転の原因となったとして、改めて首相を批判した。
一方、自公両党は「民主党も自民党も公明党も嫌い」と記者会見で発言した松本龍復興担当相も国会で追及する構え。引き抜き人事を受け、態度をさらに硬化させている。
ただ両党は、一方で東京電力福島第1原発事故被害者への賠償金を国が東電に代わって仮払いする法案など、野党提出法案の早期審議は求めている。
3党の駆け引きばかりが先行する国会の状況に、共産党の穀田恵二国対委員長は29日の会見で「被災地と被災者そっちのけだ。政権与党だけでなく、自民、公明の野党側も大きな問題点をはらんでいる」と批判した。
最終更新:6月30日(木)7時53分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110629-00000100-mai-pol