<東日本大震災>東電社長、防衛相指示でUターン 発生当夜 (毎日新聞)
2011.04.26 |Category …政治
東京電力の清水正孝社長が、東日本大震災が発生した3月11日夜、出張先の関西から東京に戻る途中、いったん航空自衛隊小牧基地(愛知県)をC130輸送機
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また、北沢氏の許可なく輸送機は離陸しており、自衛隊の判断に疑問も出ている。
これというのも、それほどまでに危機的な状況であると判断したからでないのか。映画やドラマじゃないが、「すべての責任は俺が取る」みたいな決断をした人間がいたのでないのか(むろん、組織としてはよくないことなのだろうけれど)。
単に政府が信用されてないのでは、と見ることができそうだが。
また、結果論になるが、たとえこのまま輸送機でもって社長を運んでもタイムスケジュール的に、他の任務に支障はなかったようだ。
だから、敢えて引き返す指示を出したという事実。これは
「被災地への救援活動を最優先にすべきだ」という理由に基づくものではない。
こういうのも「政治主導」っていうのかね?
以下、全文。
毎日新聞 4月26日(火)12時13分配信
東京電力の清水正孝社長が、東日本大震災が発生した3月11日夜、出張先の関西から東京に戻る途中、いったん航空自衛隊小牧基地(愛知県)をC130輸送機に乗って離陸しながら、北沢俊美防衛相の指示を受けてUターンしていたことが26日分かった。清水社長の自衛隊機搭乗は経済産業省からの依頼とみられるが、北沢氏は正式要請はなかったとしている。また、北沢氏の許可なく輸送機は離陸しており、自衛隊の判断に疑問も出ている。
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防衛省によると、11日午後9時40分ごろ、首相官邸の緊急参集チームに詰めていた同省の桜井修一運用企画局長から「清水社長を航空自衛隊の輸送機で東京に運べないか」と要請があった。これを受ける形で、清水社長は午後11時半ごろ、空自小牧基地からC130輸送機に乗り、入間基地(埼玉県)に向けて離陸した。
ほぼ同じころ、要請の事実を伝えられた北沢氏は「被災地への救援活動を最優先にすべきだ」と指示。これを受け同省は午後11時46分に輸送協力に応じないよう伝えたが、すでに離陸しており、急きょ引き返したという。同機は12日午前0時13分に小牧基地に着陸。その後、災害派遣の医療チームの運搬活動にあたった。
北沢氏は26日の閣議後会見で「連絡の行き違いがあったとは聞いている。しかし、新幹線が動き、高速道路が閉鎖されていない中、対応する道があったのではないか。正式な官庁間協力の要請はなかった」と述べた。
これに関連し枝野幸男官房長官は26日午前の記者会見で「防衛相の指示は妥当だった。自衛隊も、大臣の決裁を受けずに飛行機がいったん飛び立ったのは不思議だ」と述べ、自衛隊の行動に疑問を呈した。【坂口裕彦】
最終更新:4月26日(火)15時31分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000038-mai-pol