【中国ブログ】尖閣諸島問題、船長釈放でも「わが国完敗」の理由(サーチナ)
2010.09.28 |Category …海外
中国ではこのほど、那覇地検が24日下した、沖縄県尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船との衝突事件における中国人船長の釈放処分に対する関心が高まっている。
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しかしながらこの分析における
日本が完勝した5つのポイント、たしかに日本が優位にある部分もあるだろうが、完勝というほどのものとは思えないな。
不幸中の幸いだとか、最悪中の最悪だけは免れたというか、その程度だろう。
◆尖閣諸島での日米間の安全保障や日本の領有権の主張において、米国から「確約」を引き出した
にもかかわらず、日本は退かずともいいところまで退いたせいで侮られ、かえって攻撃を誘う事態を招いている。
◆尖閣諸島における中国政府の「出方」を探ることができた
同じような手口で被害にあった地域だってある。わざわざ実践せずとも想像できたのではないか。
◆衝突問題における船長の釈放が検察庁の判断であり、日本政府の判断ではないことから「外交問題ではない」との日本の姿勢が強調された
検察庁が外交に口を出すという越権行為は不自然。それを指揮権で止めなかった政府も同じ判断をしているのであろうし、むしろ検察庁は生贄にされたのではないか、という見方すらある。
政府はまともに機能しているのだろうか、という話になってくる。
◆日本国内の反中感情をあおることに成功した
◆自国社会における様々な矛盾に対する、中国人の「鈍感さ」を日本人に知らしめ
これは確かに収穫だったかもしれない。が、失ったものに見合うのだろうか。
以下、全文。
2010年09月27日13時31分 / 提供:サーチナ
中国ではこのほど、那覇地検が24日下した、沖縄県尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁巡視船との衝突事件における中国人船長の釈放処分に対する関心が高まっている。また、一部では、釈放された船長の「尖閣諸島にはまた機会があれば漁に出る」などという発言を報じ、「戦勝ムード」を盛り上げるメディアもある。
しかし、中国国内在住の中国人ブロガーは、「それでも中国は完敗」などと、中国の対応の“手ぬるさ”をバッサリ「斬って」いる。
ブログ「張小潔の幸福生活」では、「同文章が削除も覚悟の上」として、今回の衝突事件を「日本が完勝した5つのポイント、中国が完敗した4つのポイント」などと分析。日本の「完勝ポイント」については、◆尖閣諸島での日米間の安全保障や日本の領有権の主張において、米国から「確約」を引き出した◆尖閣諸島における中国政府の「出方」を探ることができた◆衝突問題における船長の釈放が検察庁の判断であり、日本政府の判断ではないことから「外交問題ではない」との日本の姿勢が強調された◆日本国内の反中感情をあおることに成功した◆自国社会における様々な矛盾に対する、中国人の「鈍感さ」を日本人に知らしめた――などを挙げ、日本政府の“したたかさ”を強調している。
一方、中国の「完敗ポイント」は、◆領有権の侵害という最も大きな主権侵犯に対して、大使の召還や国交断絶などの厳しい措置を取らなかった◆経済制裁を発動しなかった◆同問題に対する国内の世論をコントロールし切れていない◆日本政府から謝罪や賠償を引き出せない上、船長をチャーター機で自ら迎えに行っている――などとし、中国政府の対応を「手ぬるい」と厳しく指摘した。(編集担当:金田知子)
引用元:
http://news.livedoor.com/article/detail/5034299/