モルディブの結婚式 立会人が現地語で「お前は豚」 (スポーツ報知)
2010.11.01 |Category …海外
「地上の楽園」と呼ばれ、リゾート挙式や新婚旅行先として人気の高いインド洋の島し
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単なる悪戯でしかないとしたら、なかなかに下劣な行為だ。
他教徒に厳しい宗教なら、それだけで相手を見下す理由になり得るし、イスラム圏だというからもしかしたら西洋人を嫌っているかもしれない。
けれど、祝いの場を提供することで金を得ているのに、およそ正反対の暴言を浴びせる仕打ちというのは、ちょっと理解しがたいものがある。
まあ、異文化に触れるとき、それに関して知識がなければ、振り回されても仕方がないという面もあるのだけれど。
以下、全文。
スポーツ報知 10月31日(日)8時0分配信
「地上の楽園」と呼ばれ、リゾート挙式や新婚旅行先として人気の高いインド洋の島しょ国モルディブで、10月初めに行われた結婚式で立会人の現地人男性が、現地語の分からない西洋人カップルを手ひどく侮辱していることが30日までに分かった。動画サイトへの投稿で判明。現地語で「お前も子どもも豚だ」「異教徒の結婚は不当」などと侮辱し、性的な暴言も浴びせていた。“犯人”は拘束されたが、観光への打撃が懸念されている。
楽園で行われた結婚式は「神聖」とは程遠いものだった。何も知らず、誓約の祈りに神妙な表情でうなずく西洋人カップル。だが、目の前で立会人の現地人男性が発していた言葉は、罵詈(ばり)雑言まみれの汚らしいものばかりだった。
式は10月初旬、モルディブの島のひとつにあるリゾートホテル「ヴィルリーフ」で行われた。動画サイトに、現地のディベヒ語で話す立会人の言葉に字幕がかぶせられて公開された。
「花嫁の乳のぞくな」。冒頭からカップルの前で、立会人らが交わす下品な言葉で式は始まった。立会人と手を重ねたり、指輪を交換したり、見た目には厳粛な式だが、祈りの言葉の中身はひどかった。訳によると、立会人は「お前は豚だ」「生まれる子どもも豚だ」「無神論者で異教徒のお前らの結婚は不当だ」と侮辱を連発。夫の性器をからかったり、「鶏とヤるときは気を付けろよ」などと下品で性的な言葉まで言いたい放題だった。
カップルはこの挙式に1000ユーロ(約11万円)を払っていた。言葉が分からないカップルは真剣に聞いていたが、ひとりのスタッフからは、時に小さなあざけり笑いも。サイトへの投稿者は別のスタッフだという。
他教徒に厳しいイスラム教徒の多い国だが、事態を重く見た政府は刑事捜査開始を指示。警察は立会人とスタッフ1人を拘束した。主要産業である観光への打撃を恐れたナシード大統領は「恥ずべき行為だ」と非難し、全リゾートスタッフに適用する厳格な職務ガイドラインを導入する方針を示した。
日本からも、挙式や新婚旅行先として人気が高い島国。神田うのら有名芸能人も式を挙げている。今回のような式が“氷山の一角”かどうかは不明だが、複数ある動画の中には40万回以上、再生されたものも。今後、日本人カップルを含め、観光客の渡航に影響が出る恐れもある。
最終更新:10月31日(日)11時3分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101031-00000033-sph-soci