俺の横槍

　【モスクワ＝佐藤貴生】ロシア外務省のルカシェビッチ報道官は１７日の記者会見で、北方領土問題について、「日本とはどのような交渉もしない」と明言する一

「日本とはどのような交渉もしない」

おお、言うねえ。

ロシアは、ここにきて日本に対する姿勢を明確にしたわけだ。

こうなってしまうと、日本からしてみても交渉の余地はないのかもね。

ただでさえ手持ちのカードがないからと、せめて金や物を恵んでやってきたことも無駄になったし、今後それを続けることもやはり無駄だろう。

認識を改めねばならんね。

今後も北方領土は日本領であることを主張するのは重要であるが、ロシアに対して安易に支援を行わないことはもちろん、北への防衛についても本気で取り組まないといけなくなる。


以下、全文。

産経新聞 2月17日(木)22時58分配信

　【モスクワ＝佐藤貴生】ロシア外務省のルカシェビッチ報道官は１７日の記者会見で、北方領土問題について、「日本とはどのような交渉もしない」と明言する一方、平和条約締結交渉については、領土問題に焦点を当てない形で継続する姿勢を示した。ロシア政府高官がこれほど強い調子で領土交渉を否定したのは最近では例がないとみられる。

　報道官は会見で、領土問題について「私たち（日露）の立場は完全に食い違っている。クリール諸島（北方領土と千島列島）に対するロシアの主権は変わることはなく、そのことに何ら疑う余地はない」と述べた。

　さらに、平和条約締結交渉については、「領土問題に焦点を当てるのは無駄だ」と述べ、政治対話や経済、技術革新など多面的な協力を含めた「新たなレベル」での交渉を行うべきだとの立場を示した。

　ロシアは最近、北方領土・国後島などで中国や韓国の企業との合弁事業計画を進めるなど、北方領土に対する実効支配の強化に向けて第三国の投資を呼び込む戦略を打ち出している。日本は北方領土へのロシアの管轄権を認めることになるとして、北方領土への投資を拒んできた。

最終更新:2月17日(木)22時58分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110217-00000635-san-int