時速1000マイル突破を目指す自動車 製作段階へ (CNN.co.jp)
2011.02.17 |Category …海外
ロンドン(CNN) 世界で初めて時速1000マイル(時速1609キロ)突破を目指す超音速自動車「ブラッドハウンドSSC」の設計が完了し、製作段階に入
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最も大きな未知数は、地表へのダメージだ。
走るだけで地面がえぐれるほどの速度……画になるといえば画になるが、現実に起きたらとてもイヤな光景だわ。
限界への挑戦という点ではすごい研究なのかもしれないが、機能を発揮するための条件が厳しすぎて、フルパワーのままでの実用化は無理だろうなあ。
以下、全文。
CNN.co.jp 2月16日(水)11時12分配信
ロンドン(CNN) 世界で初めて時速1000マイル(時速1609キロ)突破を目指す超音速自動車「ブラッドハウンドSSC」の設計が完了し、製作段階に入った。2012年末から13年初めにかけて記録に挑戦する計画だ。
開発チーム責任者のマーク・チャップマン氏は「コンセプトの立案に2年半かかった。マッハ1.3(時速約1590キロ)で走っても浮き上がらず、完全に安定を保つ形がひらめいたのは8カ月前のことだ」と話す。そこからフレームや内装などの細かい設計が始まった。
車体は長さ13メートル近く、幅1.5メートル、高さ2メートルで、重量6.4トン。前部に英アドバンスト・コンポジッツ・グループ社の炭素繊維材料、後部のフレームにはアルミニウムで覆ったスチール製格子を採用する。
搭載されるエンジンは3基。中心部に据えた英コズワース社の800馬力エンジンが、ジェットエンジンとロケットエンジンを始動させる補助動力装置(APU)の役割も果たす。総馬力はファミリーセダン1200台分、F1レーシングカー160台分の13万3000馬力に上る。
発進加速は停止状態から時速100マイルまでが15秒と、ブガッティ・ヴェイロンの世界記録7秒に比べれば遅い。だがチャップマン氏によれば、そこから25秒で時速1000マイルに到達する。ロンドンの巨大スタジアム、ウェンブリーを「まばたきする間に」横断する速さだと、同氏は強調する。
時速1000マイルへの挑戦でハンドルを握るのは、英空軍パイロットのアンディ・グリーン中佐だ。同中佐は1997年、米ネバダ州の砂漠で時速1228キロを記録した「スラストSSC」のドライバーも務めた。
「最も大きな未知数は、地表へのダメージだ。これは実際にやってみるまで分からない」と、チャップマン氏は語る。候補地を2年間かけて探した結果、10マイルの平たんなコースが確保できる南アフリカのハクスキーンパン砂漠が選ばれた。製作は1年以内に完了し、12年春にはテスト走行が始まる見通しだという。
最終更新:2月16日(水)11時12
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110216-00000011-cnn-int