失敗挽回で核実験警戒=ミサイル、重要部品欠乏か―外貨獲得影響も・米国防総省 (時事通信)
2012.04.13 |Category …海外
【ワシントン時事】米国防総省と中央情報局(CIA)などの情報機関は、北朝鮮が13日に長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射に失敗したものの、通常
▽つづきはこちら
以下、全文。
時事通信 4月13日(金)15時57分配信
【ワシントン時事】米国防総省と中央情報局(CIA)などの情報機関は、北朝鮮が13日に長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射に失敗したものの、通常戦力に劣る同国は引き続きミサイルと核兵器開発を強化するとみている。失敗挽回のために、3回目の核実験を強行するとの見方もあり、警戒を強めている。
北朝鮮が2009年に試射したテポドン2号は3000キロ以上飛行したが、3段目分離に失敗していた。今回の打ち上げでは「北朝鮮がミサイルの推進力、多段式ロケットの分離精度、ロケットの姿勢制御の技術をどの程度向上させたかに注目していた」(国防総省幹部)。
しかし、結果は打ち上げから約90秒で空中分解したとされる。09年のテポドン2号は手持ちのノドンや1990年代初期に取得した旧ソ連製の弾道ミサイルの寄せ集めとみられている。米政府当局者は今回の失敗について「これまでの制裁で、ミサイルの重要な精密部品の入手が困難になったのが一因ではないか」と米メディアに語っている。
ミサイルは北朝鮮の貴重な外貨獲得手段だが、06年、09年に続く3回目のテポドン2号の打ち上げ失敗で「信頼性は低下し、北朝鮮のミサイルビジネスへの影響は避けられない」(米情報機関筋)との見方もある。
最終更新:4月13日(金)18時34分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120413-00000107-jij-int