経済の失敗を認めた金総書記
2010.01.11 |Category …海外
北朝鮮の「労働新聞」が9日付で報じたところによると、金正日(キム・ジョンイル)総書記が、「(人民に)白い米飯と肉のスープを食べさせなければならない、という首領様(故・金日成〈キム・イルソン〉主席)の
▽つづきはこちら
「(人民に)白い米飯と肉のスープを食べさせなければならない、という首領様(故・金日成〈キム・イルソン〉主席)の遺訓を貫徹できずにいる」
貫徹できずにいる
この口ぶりからすれば、改心というより単なる弱音に近いもののようだが……。
以下、全文。
2010年01月11日09時33分 / 提供:朝鮮日報
北朝鮮の「労働新聞」が9日付で報じたところによると、金正日(キム・ジョンイル)総書記が、「(人民に)白い米飯と肉のスープを食べさせなければならない、という首領様(故・金日成〈キム・イルソン〉主席)の遺訓を貫徹できずにいる」と語ったという。北朝鮮経済の失敗を事実上認めたものだと解釈されている。故・金主席は1946年以降、毎年「白い米飯に肉のスープ」の話をしてきたが、北朝鮮は60年以上たってもなお、この約束を守れずにいる。
同紙は、「(昨年)荒れる吹雪の中での強行軍の道中、わが将軍様(金総書記)がおっしゃった言葉」として、金総書記が「今、わが国は政治思想的な面では言うことなく、軍事的な面でも強国の地位に上った。しかし、人民の生活では“気がかり(足りない点)”が少なくない」と語ったと報じた。金総書記はさらに続けて、「先に首領様(故・金主席)は、わが人民が白い米飯と肉のスープを食べ、絹の衣服を着て、瓦ぶきの家で暮らすようにしなければらない、と常におっしゃられたが、わたしたちはまだ首領様のこの遺訓を貫徹できずにいる。わたしは、最短期間内に人民の生活問題を解決し、わが人民を何不自由なく暮らせるようにすることに関する首領様との約束を、必ず貫徹しようと思う」と語ったという。
韓国政府の当局者は、「金総書記が北朝鮮の困難な経済事情を公の場で認めたのは異例」と語った。
李竜洙(イ・ヨンス)記者
引用元:
http://news.livedoor.com/article/detail/4542252/