バーベキュー利用を有料化、ごみ問題を受けて多摩川で社会実験へ/川崎市(カナロコ)
2010.07.22 |Category …社会
多摩川河川敷でバーベキュー利用者によるごみの大量発生などが問題化しているのを受け、川崎市は同市高津区の二子橋付近の河川敷で9月、バーベキュー利用を有料化し、利用時間などを制限する社会実験を行う。市によると、バーベキューの施設や道具の使用料ではなく、ごみ処理などを目的とした有料化は全国的にも珍しいという。
▽つづきはこちら
地域住民を対象に実施したアンケートで、「ごみ処理費用は利用者が負担すべき」との声が多かった
これが本当ならば、なかなか面白い。
利用者が負担すべきという当たり前のことが、じつはそれほど当たり前でないんだな。
というか処理費用もなにも、ゴミそれ自体を持ち帰るのが当たり前かとも思うんだが……。
あー、でもゴミ捨て場が目の前に用意されていたらごく自然に捨ててしまうかも。かといって何もなければ何もないで、まちがいなくそこら辺に放っていく馬鹿も一定の割合で出てくるだろうし。
……ゴミ捨て場と書いて思いついてしまったのだが、まさか
114トンのごみって不法投棄されたものじゃないよな?
以下、全文。
7月22日10時0分配信 カナロコ
多摩川河川敷でバーベキュー利用者によるごみの大量発生などが問題化しているのを受け、川崎市は同市高津区の二子橋付近の河川敷で9月、バーベキュー利用を有料化し、利用時間などを制限する社会実験を行う。市によると、バーベキューの施設や道具の使用料ではなく、ごみ処理などを目的とした有料化は全国的にも珍しいという。
二子橋付近では、休日を中心にバーベキュー利用が盛んだが、空き缶やペットボトル、生ごみ、使用済みの鉄板など大量のごみが捨てられている。2009年度は114トンのごみが発生し、処理費用約730万円は市が全額負担した。
また、スピーカーを持ち込み大音量で音楽を聴く利用者もおり、周辺住民から苦情が相次いでいる。このため、市は今年1月から地域住民や商店会などとともに対策を協議。地域住民を対象に実施したアンケートで、「ごみ処理費用は利用者が負担すべき」との声が多かったことなどから、二子橋付近の約4ヘクタールの区域で有料化の社会実験を行うことを決めた。
9月1日から30日まで実施し、小学生以上を対象に1人当たり500円を徴収する。市は期間中に約1万人の利用を見込んでおり、収入はごみ処理や河川敷の清掃などに充てる。利用区域には柵を設け、入り口で利用料を徴収する。利用者の多い土日・祝日には警備員を常時約10人配置する。打ち上げ花火や音響機器の持ち込みを禁止するほか、これまで設けていなかった利用時間も午前6時から午後6時までとする。河川敷は国有地。管理者である国から市が占用許可を得ている。社会実験には国の承認が必要で、さらに有料化の本格実施には市の条例改正も必要になる。市多摩川施策推進課は「利用者や周辺住民の反応を見ながら、有料化の本格実施や範囲の拡大を検討していく」と話している。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100722-00000018-kana-l14