君が代強制、都の通達を一転「合憲」…東京高裁 (読売新聞)
2011.01.28 |Category …社会
東京都教育委員会が入学式や卒業式で教職員が国旗に向かって起立し、国歌斉唱するよう通達したのに対し、都立学校の教職員ら395人が都と都教委を相手取り
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校内の式典(なんだったか忘れた)に際して、そのように説明をした国語の教師が、ぽつりと漏らした。「きみたちにはそういう自由があるけど、私たち(教師)は強制されている」といった感じだった。「反対すれば処罰がある」といった旨の説明もあった気がする。
そのときは「なんてひどい話だ」なんて感じていた気がする。
でも、今にして思えば、公立学校に属しているのならある意味当然のことではないか。個人の主義主張以前の事柄というか。
世界的に見ても、自国他国問わず、国旗、国歌に敬意を示すのは当然のこと。それを身をもって生徒に教える立場である教師が、「個人の自由」のために拒否をする。
生徒がもつはずの、あらゆる学ぶ権利より教師の「好き嫌い」が上回るという主張。まあどちらも人間なのだから感情が入るのは仕方がないことだけれど。
公立の教育機関として、それはちょっとおかしいよね。
以下、全文。
読売新聞 1月28日(金)13時30分配信
東京都教育委員会が入学式や卒業式で教職員が国旗に向かって起立し、国歌斉唱するよう通達したのに対し、都立学校の教職員ら395人が都と都教委を相手取り、通達に従う義務がないことの確認や損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が28日、東京高裁であった。
都築弘裁判長(三輪和雄裁判長代読)は「通達は、思想・良心の自由を定めた憲法に違反しない」と述べ、通達などを違憲とした上で教職員に起立や国歌斉唱の義務はないとした1審・東京地裁判決を取り消し、原告側の請求を退けた。
都教委は2003年10月、都立学校の各校長に対し、式典での国旗掲揚や国歌斉唱を適正に行い、校長の職務命令に従わない教職員は服務上の責任を問うとする通達を出し、これ以降、違反回数に応じて減給や停職などの懲戒処分をしてきた。
都側は裁判で、「通達に基づく職務命令は、教職員の内心まで制約するものではない」と主張したが、06年9月の1審判決は「懲戒処分まですることは思想・良心の自由を侵害する行き過ぎた措置だ」として、1人3万円の慰謝料を含めて請求を認めたため、都側が不服として控訴した。
最終更新:1月28日(金)13時30分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000577-yom-soci