日本国民に告ぐ!…米軍「爆撃予告ビラ」発見(読売新聞)
2010.08.15 |Category …社会
米軍機が1945年夏、高山市などを爆撃すると予告して投下したビラが、岐阜県下呂市小坂町の民家で保管されていたことがわかった。
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「あなたは、自分や親兄弟友達の命を助けようと思いませんか 助けたければこのビラをよく読んで下さい」(中略)
中略の部分がどうなっているか気になる。そういうものこそ全文引用しろよ。
まあ相手国の民間人の厭戦気分を煽って、内部から崩すのも戦争のやり方の一つなわけだが。
こんなビラをまいたからと言って、民間人を無差別に虐殺した空襲が許されることにはならないし、当時の有色人種のおかれた立場を考えればせいぜいが「やることはやったのだから仕方がない」というポーズ程度のものでしかなかったんだろうな、と。
紙切れをばら撒くだけで後々、自分たちの正義と相手国の非を主張できるというのだから、お手軽なもんだ。
以下、全文。
8月15日13時4分配信 読売新聞
米軍機が1945年夏、高山市などを爆撃すると予告して投下したビラが、岐阜県下呂市小坂町の民家で保管されていたことがわかった。
専門家は、終戦直前の追い込まれた日本の状況を示す貴重な資料という。寄贈を受けた市民団体では「多くの人に見てもらいたい」と話している。
ビラが保管されていたのは、同市小坂町門坂の松森芳重さん(76)方。妻の英子さん(75)が1998年に自宅を新築するため家財道具を整理していて見つけ、自宅で保管していた。今年6月末、憲法を守る会「九条の会小坂」世話役の郷土史研究家、早子博さん(81)に託した。
ビラは松森さんが12歳の時、父親と2人でサツマイモの苗を入手しようと、米と炭を背負って各務原市内の駅で下車し、歩き始めたときに駅前にあった木の枝から落ちてきたという。
ビラは縦15センチ、横21センチでA4判の半分ほどの大きさ。
表側に日本国民に告ぐと題して「あなたは、自分や親兄弟友達の命を助けようと思いませんか 助けたければこのビラをよく読んで下さい」(中略)の文が印刷されていた。裏面には、B29爆撃機の爆弾投下の写真と高山、岩国、浦和など12の軍需工場のある都市名が記入されている。
最終更新:8月15日13時4分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100815-00000250-yom-soci