俺の横槍

　２５日午後４時前、大阪市北区の大阪府警曽根崎署に、同市淀川区十三東１の調理師、浜田誠容疑者（４２）が「自宅で妻と２人の子どもを殺した」と自首。警察官が浜田容疑者の自宅で３人の遺体を発見し、淀川署が殺人容疑で緊急逮捕した。「株などで５００万円の借金があり、家族で死のうとしたが、自分だけ死にきれなかった」と話しているという。

借金苦とのことだが。妻と子供たちは、死を考えるほど追い詰められていたのだろうか。容疑者が勝手に「不憫だから」などと決め付けてその手にかけたのであれば、とんでもないことだ。

生きていればいいことがある、なんて嘘をつく気はさらさらないけれども、死ぬなら死ぬで、死に方によっては家族を生かす方法があったのではないか、と思うのだ。

家族を守るべき立場にありながら、家族を殺すだけ殺して自分は死ねませんでしただなんて、自分の命の使い方を間違えているじゃないか。

家族を思ってのことなんだろうけれど、救えない話だ。


以下、全文。

1月25日22時0分配信 毎日新聞

　２５日午後４時前、大阪市北区の大阪府警曽根崎署に、同市淀川区十三東１の調理師、浜田誠容疑者（４２）が「自宅で妻と２人の子どもを殺した」と自首。警察官が浜田容疑者の自宅で３人の遺体を発見し、淀川署が殺人容疑で緊急逮捕した。「株などで５００万円の借金があり、家族で死のうとしたが、自分だけ死にきれなかった」と話しているという。

　府警によると、死亡していたのは、妻早智子さん（４２）▽中学３年の長男優希さん（１５）▽小学６年の長女愛香さん（１２）。早智子さんと愛香さんの遺体は２階和室、優希さんの遺体は１階和室にあった。全員、寝間着姿で布団の上で死亡。外傷はなく、首に絞められた跡があった。

　浜田容疑者は「２４日未明に寝ている３人を絞殺した」と供述しているといい、借金苦を理由に無理心中を図ったとみて、さらに詳しく事情を聴いている。

　浜田容疑者は飲食店経営会社の調理場の責任者で、一戸建ての社宅住まい。同市北区の勤務先の同僚（４４）は「（浜田容疑者は）２４日朝、仕事の段取りのメモを職場に残して姿を消したので心配していた」と驚いていた。【山口朋辰】

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100125-00000038-maip-soci