生命の起源、宇宙から飛来か…国立天文台など(読売新聞)
2010.04.07 |Category …サイエンス
国立天文台などの国際研究チームは6日、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。
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とはいえ片方の型だけを壊す自然現象があり、それが太陽系の400倍の範囲に影響を及ぼしていて、しかもその結果が地球というこれまた奇跡の星の中で生まれた生命の仕組みに関わっていた、という物語の中にしかなさそうな出来事が実際にありそうだというのだから宇宙ヤバイ。
以下、全文。
4月6日21時39分配信 読売新聞
国立天文台などの国際研究チームは6日、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。
アミノ酸には「右型」と「左型」があるが、人類を含む地球の生物は左型のアミノ酸でできている。しかし、通常の化学反応では左右ほぼ等量ずつできるため、なぜ地球の生物にアミノ酸の偏りがあるのかは大きな謎となっていた。
研究チームは、南アフリカにある近赤外線望遠鏡を使って、地球から1500光年離れたオリオン大星雲の中心部を観測。アミノ酸をどちらか一方に偏らせてしまう「円偏光(えんへんこう)」という特殊な光が、太陽系の400倍という広大な範囲を照らしていることを初めて突き止めた。
この領域には、右型のアミノ酸を壊して地球のように左型ばかりにする円偏光と、右型ばかりにする円偏光の2種類があることも分かった。アミノ酸は地球上で落雷などによって作られたとする説もあるが、これでは両方の型が作られる可能性がある。
国立天文台の福江翼研究員は、「太陽系はごく初期に円偏光に照らされた結果、左型のアミノ酸ばかりが残り、隕石(いんせき)に付着して地球に飛来したのではないか」と話している。
最終更新:4月6日21時39分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100406-00000958-yom-sci