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「思い出の品」相当数? 軍用拳銃回収を強化 山形県警 (河北新報)


 山形県警が昨年、旧日本軍で使用され、県内の民家に保管されていた軍用拳銃2丁を押



▽つづきはこちら

形見として残しているケースがほとんどなのだから、手続きや審査を経て 銃刀法の適用を外れる 処置をしてあげればいいのにね。

どうせろくな整備もされないまま半世紀もの時間が経過していたら、まずまともに動かないだろう。

14年式とやらは独自の弾丸を使っていたようで、現存する弾丸はもうひどい状態だろうし、新たな供給は望めない。

まあ銃はその外見だけで他者を圧倒できるものだから悪用されることはあり得るか。


以下、全文。


河北新報 1月23日(日)6時12分配信

 山形県警が昨年、旧日本軍で使用され、県内の民家に保管されていた軍用拳銃2丁を押収していたことが分かった。遺品として手元に置きたいと考える遺族が少なくないらしいが、「銃器と認識して所有した場合は銃刀法違反になる」(県警組織犯罪対策課)。県警はまだ多くの旧軍用拳銃が眠っているとみて、回収への協力を呼び掛けている。
 ◇
 組織犯罪対策課によると、天童市の民家で昨年6月、旧日本陸軍製の「14年式」と実弾数発、8月には山形市の民家でドイツ製の「モーゼル軍用型」が見つかった。両方とも自動式で殺傷能力は十分あるという。
 ともに、従軍歴のある故人の遺品を整理していた家族が発見し、県警に届け出た。県警はいずれも被疑者死亡のまま、銃刀法違反の疑いで書類送検した。
 防衛省防衛研究所によると、旧軍用拳銃は旧日本軍の将校らに貸与され、ほとんどが日本製。「14年式」は大正14(1925)年に製造され、最も多く出回った。
 軍関係者の中には米国製やドイツ製の拳銃を個人で所有していた人もいたという。研究所は「こうした個人所有の拳銃は米軍による終戦後の武装解除を逃れ、今も回収されずにいる可能性がある」と説明する。
 警察庁によると、旧軍用拳銃は2009年、全国で136丁が回収された。山形でも同年に2丁が見つかっている。全国で未回収の旧軍用拳銃がどれほどあるかは不明だが、県内には蔵を備えた旧家なども多く、相当数が眠っているとも考えられる。
 回収が進まない背景には、拳銃が故人の「思い出の品」として大切にされている側面もあるようだ。捜査関係者の一人は「遺族の気持ちは分からないでもないが、法律上、押収せざるを得ない」と話す。
 警察庁によると、銃身に鋼鉄製の棒を入れて溶接したり、弾を発射する機構を除去したりして「無可動」の認定を受けた拳銃は、銃刀法の適用を外れるため手元に置くことができるという。
 山形県警は「古い拳銃は暴発の危険があるほか、第三者の手に渡れば犯罪に使われる恐れもある」と指摘。今後も回収に力を入れていく方針だ。

最終更新:1月23日(日)6時12分


引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110123-00000003-khk-l06

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