俺の横槍

　【ワシントン＝小川聡】ウィラード米太平洋軍司令官は２５日、ワシントンで記者会見し、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「陸上部隊は常に、訓練場や戦場に彼らを運ぶ能力を持つ空輸部隊と一緒に駐留するというのが、海兵隊の運用概念だ」と述べ、海兵隊という部隊の性格上、陸上部隊と空輸部隊を分散したり、沖縄県外にヘリ訓練を移したりする案が提案された場合、受け入れるのは困難だとの考えを示した。

表現の違いこそあれ、多数の関係者が「現行案が最善の選択肢だ」という旨の主張をする。

これは基地を置くこと考えたとき、最も効果的に運用できる場所はどこか、という、当たり前に当たり前な要素を追求した結果が現行案だから、だろう。

「現地住民の尊重」とやらも、そりゃ大切だろう。けれど、設置しても役に立たないところに基地を作ることに意味はあるのか。部隊の能力を発揮できないような配置をすることに意味はあるのか。

日本が軍隊を放棄し、アメリカに防衛を任せることになった。これはアメリカとの約束事の結果だから、特別、負い目に感じる必要はないと思う。けれどその相手に理不尽を押し付けることが許されてしかるべきかというと、ちょっと違うと思う。

だったら自前で軍隊を持って守ればいいだろ、という話になってくるわけで。


以下、全文。

3月26日11時29分配信 読売新聞

　【ワシントン＝小川聡】ウィラード米太平洋軍司令官は２５日、ワシントンで記者会見し、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「陸上部隊は常に、訓練場や戦場に彼らを運ぶ能力を持つ空輸部隊と一緒に駐留するというのが、海兵隊の運用概念だ」と述べ、海兵隊という部隊の性格上、陸上部隊と空輸部隊を分散したり、沖縄県外にヘリ訓練を移したりする案が提案された場合、受け入れるのは困難だとの考えを示した。

　日本政府は県外での訓練を大幅に増やす方向とされているほか、検討中の米軍キャンプ・シュワブ陸上部に５００メートル級の滑走路を造る案は、ヘリと飛行機の機能を兼ね備えた垂直離着陸機「ＭＶ２２オスプレイ」が将来的に沖縄海兵隊に導入された場合、陸上部隊とオスプレイ部隊が離れて駐留する可能性があるとされる。

　同司令官は「現行案が最善の選択肢だ」と強調した。

最終更新:3月26日11時29分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100326-00000429-yom-pol