首相、谷垣氏との会談は「表でも裏でも大いに」 (読売新聞)
2012.03.05 |Category …政治
自民党の茂木政調会長は4日、富山県黒部市で講演し、消費税率引き上げ関連法案について、同党執行部として初めて賛成する可能性に言及した。
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当事者らは否定しているのに、いつの間にか会談があったことが「事実」になっている。
以下、全文。
読売新聞 3月4日(日)21時31分配信
自民党の茂木政調会長は4日、富山県黒部市で講演し、消費税率引き上げ関連法案について、同党執行部として初めて賛成する可能性に言及した。
同法案の成立と引き換えに野田首相が衆院解散を約束する「話し合い解散」を念頭に置いたものとみられる。一方、首相は同日の日本テレビ報道番組で、同法案の処理を巡り、衆院を解散する可能性に含みを持たせた。
政府・民主党は、同法案について3月中の国会提出に向けて党内調整を急ぐとともに、与野党協議の実現を目指している。首相と自民党の谷垣総裁は先月25日に極秘に会談しており、同会談を契機に、政府・民主党と自民党との間で同法案の扱いを巡る駆け引きが活発になってきた。
茂木氏は4日の講演で、民主党内で小沢一郎元代表らが消費税増税法案への反発を強めていることに触れて、「法案の衆院採決時には(民主党で)造反の動きが出て波乱含みになる。野党の自民党も一定の役割を果たし、混乱が大きくならないように与野党の様々なレベルで胸襟を開いて話す必要が出てくる」と述べた。また、「(首相が)『最低でも(民主党内の)7~8割はまとまった。あとの2~3割は出て行ってもらう』ぐらいの意気込みで取り組まなければ、本格的な話し合いはできない」と指摘し、小沢元代表らが法案に反対する場合は離党させるべきだとの認識を示した。
自民党は、政権奪還に向け早期の衆院解散を求める構えだ。ただ、同党は2010年の参院選で「消費税率10%」を公約した経緯があり、「法案の採決で自民党が反対するのは厳しい」(幹部)との意見も根強い。茂木氏の発言は、党内のこうした空気を踏まえたものとみられる。
これに対し、首相は4日の日本テレビ番組で、消費税増税法案が成立する前に衆院を解散する可能性について質問を受け、「国民のためにやり遂げなければいけない時には様々な判断がある」と解散を否定しなかった。同時に「首相として不退転の決意を申し上げたわけだから、強い覚悟、重たい決意だ」と語り、今国会中の法案成立を図る考えを強調した。今後の谷垣氏との会談に関し「表でも裏でも大いにやってしかるべきだ」と語った。
最終更新:3月5日(月)8時31分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120304-00000559-yom-pol