俺の横槍

　ロシア大統領への復帰が有力視されるプーチン首相が北方領土問題の最終解決を目指す意向を示したことについて、日本政府は基本的に歓迎している。

あちらの「解決」とこちらの「解決」がそもそも違うのだから、相手が誰でも期待するものでないと思うが。


以下、全文。

読売新聞 3月3日(土)14時0分配信

　ロシア大統領への復帰が有力視されるプーチン首相が北方領土問題の最終解決を目指す意向を示したことについて、日本政府は基本的に歓迎している。

　ただ、プーチン氏は大統領時代、歯舞、色丹２島返還での決着を主張した経緯があるだけに、「過剰な期待はもつべきではない」との指摘も出ている。

　プーチン氏は１日、一部外国メディアと会見し、領土問題について「互いに受け入れ可能な妥協点を探りたい」と語った。これに対し、藤村官房長官は２日の記者会見で「領土問題解決の重要性を指摘し、その解決に意欲を示したものと期待している」と評価した。

　しかし、プーチン氏は会見で、平和条約の締結後に歯舞、色丹の２島を引き渡すと記した１９５６年の「日ソ共同宣言」に言及した。大統領時代の主張と変化は見られず、日露外交筋は「２島返還で最終決着を図るという思惑が読み取れる」と指摘した。

最終更新:3月3日(土)14時0分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120302-00000969-yom-pol