南シナ海、神経戦 中国がシンガポールに巡視船、比は反発 (産経新聞)
2011.06.18 |Category …海外
【シンガポール=青木伸行】領有権が争われている南シナ海では、中国とフィリピン、ベトナムの神経質で緊迫した動きが続いている。軍事演習の応酬に加え、シ
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自分がおとなしく手を引いたところで相手も留まってくれる保証はないわけで、やっぱり入り口のところでどれだけ食い止めることができるか、が重要。
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あと、記事中ではまったく触れられていないけれども、南シナ海における中国の動向は、日本にとっても無関係でないんだよね。
あらゆるものを輸入に頼っている日本が、輸入に使える安全なルートがなくなってしまう。
以下、全文。
産経新聞 6月18日(土)7時55分配信
【シンガポール=青木伸行】領有権が争われている南シナ海では、中国とフィリピン、ベトナムの神経質で緊迫した動きが続いている。軍事演習の応酬に加え、シンガポールへ向け南シナ海を航行中の中国巡視船の存在が目下、“台風の目”となっている。
中国の巡視船は、15日に広東省珠海を出港した「海巡31」(3千トン)。西沙、南沙両諸島の周辺を通過する航路を取り、約2600キロを航行した末に、19日にシンガポールへ寄港する。6日間停泊する予定だ。
ヘリコプターも搭載した巡視船の航行は、重大な問題を提起している。具体的には(1)巡視船は監視活動をしながら南シナ海を通過する(2)外国船舶への検査も排除していない(3)こうした活動を伴う航行は、南シナ海の中国の「海洋権益と領有権」を認めることにつながる-とみられている点だ。
このため、フィリピンは17日、フリゲート艦を南シナ海へ派遣した。ガズミン国防相は「わが国の領海内に、中国巡視船が『領有指標』を設置することも考えられ、軍は厳しく動きを監視する」と警告。米国との同盟関係を強調するアキノ大統領は16日、自国の軍事力を強化する意向を表明した。フィリピンは5月、中国が設置したとみられる領有標識を撤去している。
今後は、巡視船を受け入れたシンガポールに対するフィリピンなどの批判が、表面化する可能性もある。
一方、米海軍は建造中の「沿海域戦闘艦」(LCS)をシンガポールに1、2隻配備する方針。LCSは小型戦闘艦で、対潜水艦・機雷能力、低探知性、戦術データ通信などの点で優れている。南シナ海における中国の活動活発化を受けた、米軍のプレゼンス強化の一環とみられている。
最終更新:6月18日(土)11時54分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110618-00000083-san-int