宝塚・中3放火「両親の暴力耐えられない」(読売新聞)
2010.07.16 |Category …社会
兵庫県宝塚市で民家が放火され、家族3人が死傷した事件で、逮捕された中学3年の長女(15)が、事件の2~3週間前、友人らに「両親の暴力にもう耐えられない」と打ち明けていたことがわかった。
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なぜ本来隠すべきことを周囲に話して回っていたか、といえば、SOSそのものだったと。けれども途中で止める者も助ける者も現れず……、ということらしい。
それだけで周囲の人間が気づくのは難しいだろうとは思ったが、実際にはもっと直接的に暴力に関する訴えがあったようで、大人もその事実を知っていたらしく。
うーん、ここまでくるともうちょい何とかして上げられなかったかなあ、と。あくまで結果を見てそう思うだけで、やはり難しいんだろうな。
サイコさんが大暴れしたのかと思ったが、もっと切実な事情だったわけだ。ろくに事情を知らないまま好き勝手言ってしまったな。
以下、全文。
7月15日14時50分配信 読売新聞
兵庫県宝塚市で民家が放火され、家族3人が死傷した事件で、逮捕された中学3年の長女(15)が、事件の2~3週間前、友人らに「両親の暴力にもう耐えられない」と打ち明けていたことがわかった。
長女は中学1年の時、親からの暴力を学校に訴えたが、学校側は親に注意しただけで、その後も続いていたとみられる。宝塚署は、長女が長期間の虐待に追い詰められ、同級生の女子生徒(14)と犯行に及んだ可能性があるとみて調べている。
捜査関係者らによると、長女は調べに、「2~3週間前から犯行を計画していた」と供述。一方、友人らにも同じ頃、両親から暴力を受けているとしたうえで、「反抗できない」などと疲れ切った様子で話したという。話を聞いた友人の一人は、「長女の両腕に青いあざがあった」と証言。事件数日前には、腕にあざを作って泣く長女が校内で女子生徒と共に目撃されていた。
長女は中学1年だった2008年12月頃、帰宅後に再び学校を訪れ、教諭に「殴られるので、帰りたくない」などと親からの虐待を訴えた。学校側は両親と話し合い、両親は「しつけのつもりだった」としながらも手を上げないことは約束したという。
宝塚市の伊達達治教育長は15日、記者会見し、「認識が甘かった」と述べ、学校側の対応が不十分だったことを認めた。
最終更新:7月15日14時50分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100715-00000619-yom-soci