宮崎の種牛、49頭の殺処分終わる=優良5頭の無事祈る―東国原知事(時事通信)
2010.06.01 |Category …社会
宮崎県は31日、口蹄(こうてい)疫の感染疑いが一部で見つかった県家畜改良事業団(高鍋町)の種牛49頭の殺処分を終えたと発表した。これで県内の種牛は特例的に避難させた優良種牛5頭のみとなった。東国原英夫知事は同日、「(優良5頭の無事を)神に祈る気持ちですよ。一日一日、戦々恐々としている」と語り、優良種牛5頭の感染回避に強い期待感を示した。
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宮崎県は豚や別の牛の処分を優先。49頭を特例で生き残らせる道を模索していた。
だから牛より豚の処理を優先するのは当然のことなのね(※1)。なのでその順序自体を問題であるかのように見せかけているこの記事はアンフェアと言わざるを得ない。
県が
特例で生き残らせる道を模索していたことと
国の処分要請を受け入れざるを得なくなったことは事実。
でもさ、
5月15日に殺処分対象となったことは県内において殺処分する予定のほかの数万頭と同じポジションになった、という程度の意味でしょ。
関係者が種牛の処分の「順番の遅れ」を願うことはあっても、まだ「順番が回ってきていない」ことを取り上げて種牛を優遇したと断ずるのはいささか乱暴ではないか。
いや、種牛を優遇してないというソースを俺は持ってないけどね。種牛を優遇したとするソースも示されてないわけで、そういう疑問が浮かぶわけよ。
どーなのその辺。
※1「豚のほうが感染の危険が高い」という事実は知ったが、それを差し置いてなお牛を優先して処分するべきである、の根拠となる情報を知らないため、そう考える。
以下、全文。
5月31日21時40分配信 時事通信
宮崎県は31日、口蹄(こうてい)疫の感染疑いが一部で見つかった県家畜改良事業団(高鍋町)の種牛49頭の殺処分を終えたと発表した。これで県内の種牛は特例的に避難させた優良種牛5頭のみとなった。東国原英夫知事は同日、「(優良5頭の無事を)神に祈る気持ちですよ。一日一日、戦々恐々としている」と語り、優良種牛5頭の感染回避に強い期待感を示した。
49頭の種牛は、同事業団の別の肥育牛に感染疑いが確認されたことから5月15日に殺処分対象となったが、宮崎県は豚や別の牛の処分を優先。49頭を特例で生き残らせる道を模索していた。しかし、28日になってこのうち1頭に感染疑いが見つかり、国の処分要請を受け入れざるを得なくなった。
一方、西都市に避難させている同事業団の優良種牛5頭には、今のところ異常は見られていない。県が6月4日まで検査を続け、感染がなければ国も生き残りを認める方針だ。
また宮崎県は31日、口蹄疫発生地域の3市5町との間で、それぞれの市や町に殺処分対象となった家畜の共同埋却地を用意し、県がその土地を買い上げることで基本合意した。共同埋却地への家畜の移動制限の扱いなどについて国と協議し、最終決定する。
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000176-jij-soci