俺の横槍

　尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、神戸海上保安部の海上保安官（４３

「警備上の指針に従って廃棄した」

まあそうだよね。それが最も無難な回答だ。

けれども、そういう話をするのなら、「差出人不明の封筒を開けてしまった」時点でちょいと危機意識が足りてないんじゃないかな。

封筒が薄っぺらで中身が透けていたのかもしれないし、爆発物検査等をしたのかもしれないけれどさ。

また、これまでもこうして「中身を見ずに捨てる」ということが行われてきたのなら、今回と同様、貴重な情報を取り損ねてきたことになるし、こうして前例ができた以上は今後、「あそこに情報をやってもどうせ捨てられる」という評価がなされ、提供者だっていなくなるかもしれない。

ウィルスなりのためにパソコンを潰したとして、報道機関にしてみたらどちらがリスクが大きいだろう。


以下、全文。

読売新聞 11月25日(木)21時13分配信

　尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、神戸海上保安部の海上保安官（４３）が、映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿する前に、映像を記録した外部記憶媒体のＳＤカードを米ＣＮＮの東京支局（東京都港区）に郵送した問題で、ＣＮＮ広報担当は２５日、ＳＤカードを同支局が受け取っていたことを認めた上で、「警備上の指針に従って廃棄した」とする声明を発表した。

　声明や広報担当の説明によると、ＳＤカードが入った封筒には差出人名が書かれておらず、データの内容も明記されていなかった。このため、同社は安全性が明確でないと判断し、データを読み込まずに廃棄したという。

最終更新:11月25日(木)21時13分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101125-00000917-yom-soci