[ボート転覆]「電話して!」海中から救助求める叫び声
2009.12.13 |Category …社会
北海道苫小牧市で11日、自衛官7人が乗ったプレジャーボートが転覆し、5人が死亡、1人が行方不明になった事故で、救助された田中勝則さん(51)は苫小牧署の事情聴取に対し、「急に風と波が強くなり、船に戻
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2009年12月13日01時11分 / 提供:毎日新聞
北海道苫小牧市で11日、自衛官7人が乗ったプレジャーボートが転覆し、5人が死亡、1人が行方不明になった事故で、救助された田中勝則さん(51)は苫小牧署の事情聴取に対し、「急に風と波が強くなり、船に戻ったが、船内が浸水していた。船体が傾き始めたので防波堤に跳び移った。他の6人は海に投げ出された」と当時の様子を生々しく語ったという。
同署によると、田中さんは陸上自衛隊の同僚とともに、これまで3回、同じ場所で夜釣りをしたことがあった。7人は11日午後7時過ぎ、4台の車に分乗して苫小牧東港の岸壁に集合。同7時半ごろ、死亡した浜野誠一郎さん(49)がプレジャーボートを操縦して沖に出た。波はおだやかでボートを防波堤に係留して、防波堤の上で7人がソイ釣りなどを楽しんでいたという。
だが、午後10時ごろ、天候が急変した。10時半ごろ、7人がボートに戻ると、船内は既に浸水していた。暗闇とうねる波の中、4人がバケツを持って海水をくみ出し、田中さんら3人が係留していた船首と船尾のロープを握って必死にボートを支えていた。約10分後、船尾のロープがはずれ、船体が傾き始めた。田中さんはとっさに防波堤に跳び移ったが、他の6人は海に投げ出された。
4人は堤防から海中に垂れ下がったロープにつかまり、2人は波間に浮き沈みしていた。「電話して!」。海中から誰かの叫び声が聞こえた。田中さんは携帯電話で110番通報し、救助を求めた。だが、間もなく4人も力尽きたという。【斎藤誠、円谷美晶、金子淳】
引用元:
http://news.livedoor.com/article/detail/4500875/
「プレジャーボート」というのがどういうものなのか、ぱっと思いつかないので検索してみると、ああ、たしかに荒れた海で使えるものなのかなあ、という気がしてくる。
実物を知らないから適当なことをいうが、高い波なんか来たら一発でやられそうじゃないか? 簡単に沈むものが「船」の名を取るわけないんだが、不安になる。
で、状況はというと、船で沖に出て防波堤の上で仲間で釣りをしていて、天候が荒れてきたので船に戻るとすでに浸水が始まっていた、ということらしい。
船体に穴が開いたのか波で水が入ってきたのかわからないが、これって船をさくっと諦めて、釣りをしていた場所で避難できなかったのかね。水をかき出したり船をつなぎとめたり、余計なところで体力を消耗してしまったように見える。
なんて考えて検索してみると、ああ、こりゃ海が荒れてるなら避難できるところじゃねえ気がしてきた。するとどうしようもなかったのかなあ。
冬の、しかも北海道の海、ダイビング用のスーツ(なんていうんだっけ)を着ていても危険なのだそうだ。