<福島第1原発>開閉表示誤り、汚染水が素通り (毎日新聞)
2011.06.23 |Category …国内
東京電力は23日、福島第1原発の高濃度放射性汚染水浄化システムで、セシウム吸着装置の能力が想定を下回った問題について、装置の一部で弁の開閉表示が誤
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みんなしてポカーンとなったろうなあ。
以下、全文。
毎日新聞 6月23日(木)11時50分配信
東京電力は23日、福島第1原発の高濃度放射性汚染水浄化システムで、セシウム吸着装置の能力が想定を下回った問題について、装置の一部で弁の開閉表示が誤っており、汚染水が素通りしていたのが原因とみられると発表した。東電は弁の状態を直し、中断していた試験運転を同日午前0時43分に再開した。
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装置は米キュリオン社製で、ゼオライトなどが入った円筒形の吸着塔が4本ずつ、計6個の「スキッド」と呼ばれる箱形設備に入っている。スキッド内の吸着塔は交換する必要があるため、それぞれに迂回(うかい)させる配管が設けられている。今回の試運転では、スキッドの一つで配管の弁の表示が逆になっており、本来は内部の吸着塔4本のうち、1本だけ迂回させるはずが、3本を迂回させていた。今回のスキッドは、初めて稼働させたもので、作業員は開閉表示に従って迂回などの操作をするが、設定当初から表示が誤っていたのかどうかは不明という。
同装置では、事前に比較的低濃度の汚染水で試験をした際には放射性物質を3000分の1まで減らせたが、高濃度汚染水では50分の1程度までしか減らせなかった。さらに装置の最後尾で放射線量が想定より上がったため、22日午前に試験運転を中断し、原因を調べていた。今後、処理後の水を分析して浄化能力が確認されれば、本格稼働移行に向けた準備を進める。【関雄輔】
最終更新:6月23日(木)13時10分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110623-00000037-mai-soci