選挙制度改革「比例80削減」めぐり難航…増税絡み、動けぬ民主 (産経新聞)
2012.03.22 |Category …政治
難航する衆院選挙制度改革で、民主党が「次の一手」に苦慮している。各党間の調整役であるものの、肝心の民主党内で、消費税増税を進めるためにも「身を切る
▽つづきはこちら
「身を切る」姿勢なんて、本当に馬鹿馬鹿しいからやめてほしい。
誤った増税のために何かを課すという姿勢からしておかしいのだ。
おかしなことをするためにおかしなことをしても事態は好転しない。
増税をやめればよいのだ。
だいたい議員を減らす必要すらない。
無駄な給料がどうとか言う向きもあるようだが、定数を減らしたとして、生き残る議員はどんなやつだか想像したらよい。
より発言力が強まってしまったそいつらの働く悪事は、はたして浮いたコストとつりあうのだろうか、と。
以下、全文。
産経新聞 3月21日(水)7時55分配信
難航する衆院選挙制度改革で、民主党が「次の一手」に苦慮している。各党間の調整役であるものの、肝心の民主党内で、消費税増税を進めるためにも「身を切る」姿勢をみせることが必要と、政権公約(マニフェスト)に掲げた「比例代表定数80削減」の堅持を求める声が強まっているからだ。すべての野党が80削減の撤回を求めているが、党内に配慮し、容易に妥協することもできず、党執行部は解決策を見いだせずにいる。(水内茂幸、小島優)
【表で見る】衆院選獲得議席シミュレーション
「定数削減は必要だが、どういうところに着地するか難航しそうだ」
民主党内で選挙制度改革の実務を担う逢坂誠二総括副幹事長は19日のBS11番組で、与野党協議の暗中模索ぶりを語った。
衆院の選挙制度改革は、衆院選挙区画定審議会(区割り審)が新しい区割り案を勧告する期限の2月25日を越えても与野党協議会の意見がまとまらず、違法状態が続いている。
自民党は「一票の格差是正」のため、選挙区「0増5減」案を先行実施するよう求め、公明党と社民党は比例代表連用制の導入など抜本改革との同時決着を主張。民主党は「0増5減」と比例80削減の実施を条件に、連用制の一部導入を認めるなど、各党の隔たりは大きい。
協議会で座長を務める民主党の樽床伸二幹事長代行は、事態を打開するため各党個別に意見聴取を進めており、21日には自民党の細田博之元幹事長と会談する。今後、各党の主張を踏まえ、新たな「座長私案」を提案する方針だ。
意見聴取では、社民党などが「0増5減」の先行実施を認める考えを示した。だが、比例80削減の撤回が条件。連用制の導入確約も求めており、合意へのハードルは高いままだ。
樽床氏をさらに悩ませるのが増税法案の党内審査だ。増税反対派は「比例80削減を妥協したら『身内に甘い』と批判される」と主張。前原誠司政調会長が16日、党内協議の検討項目として反対派に示した8テーマの一つに「議員定数削減」が盛り込まれた。
2月に閣議決定した「社会保障と税の一体改革大綱」にも比例80削減が明記された。野田佳彦首相は野党側の削除要求を突っぱねている。
こうした民主党の姿勢に対し、野党側からは「首相が衆院解散できない環境を作るために、わざと解決不能な目標を掲げている」(自民党閣僚経験者)といぶかる声も出始めた。
樽床氏は来夏の衆参ダブル選挙論者。遅々として進まない議論に「増税解散を防ぐため、与野党協議を利用している」(公明党幹部)と不信感も持たれている。
最終更新:3月21日(水)11時57分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00000079-san-pol