海水浴客、例年の1割に=関東の宿泊施設、悲鳴―夏の海「西高東低」 (時事通信)
2011.07.17 |Category …社会
子供のはしゃぎ声が聞こえない、閑散とした砂浜―。茨城、千葉両県の海水浴客が激減している。福島第1原発事故の影響で、旅館などの宿泊予約は例年の1割程
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「自粛」の次は「敬遠」か。利用者の気分に生活が左右されてしまう業種の人たちは心休まることがないなあ。
以下、全文。
時事通信 7月17日(日)14時52分配信
子供のはしゃぎ声が聞こえない、閑散とした砂浜―。茨城、千葉両県の海水浴客が激減している。福島第1原発事故の影響で、旅館などの宿泊予約は例年の1割程度。関係者からは「倒産するしかない」と悲鳴が上がる一方、西日本では増加の兆しも。夏の海に「西高東低」の傾向が出ている。
「原発からの汚染水放出が最大の原因だ」。例年、7月上旬には夏休み期間(7月15日~8月末)中の予約が埋まる千葉県南房総市の老舗旅館。今年は宿泊料を約4000円下げた。県などの海水検査でも放射性物質は検出されなかったが、今も9割は埋まらないままだ。さらに値下げも検討しており、同旅館関係者は「経営はぎりぎり。このままでは倒産するしかない」とため息をついた。
茨城県下で有数の海水浴場がある大洗町も「宿泊客は少なくとも半分以下になる」と深刻な見通しを示した。
同町の民宿経営飯田功さん(67)らは首都圏の百貨店などで海の安全性や町の特産品をアピールしたが、客が戻る気配はない。飯田さんは「予約はガラガラ。この先どうなるか全く見通しが立たない」と声を落とす。
一方、JTBは夏休み期間中の海水浴客は全体では昨年より3.9%減るが、和歌山県など西日本では増えると予測する。
同県白浜町の白浜温泉旅館協同組合によると、5~6月の宿泊客は前年同期比で2~3%伸びた。関東を避けた旅行者が流入したと考えられるという。
最終更新:7月17日(日)20時34分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110717-00000045-jij-soci