防災林、津波軽減に効果…林野庁が再整備へ (読売新聞)
2011.10.06 |Category …社会
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた被災地の海岸防災林を、林野庁が「天然の防波堤」として再生する。同庁の調査で防災林に津波の威力を軽減させる効果があ
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実際に津波の被害を軽減させる効果があったということなら、整備したほうがいいだろうね。
以下、全文。
読売新聞 10月6日(木)3時6分配信
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた被災地の海岸防災林を、林野庁が「天然の防波堤」として再生する。同庁の調査で防災林に津波の威力を軽減させる効果があることが判明したためで、今後はより津波に流されにくい植林方法も導入する。
今回の被害面積は、東京ドーム約780個分に相当する約3660ヘクタールに上り、すべてを再生するには10年近い歳月がかかるが、今年度中には着手したい考えで、第3次補正予算案で関連費用数百億円を計上する方針。
「防災林がなかったら、被害はもっと大きかったかもしれない」。仙台市若林区の町内会長、庄子義(ただし)さん(75)は言う。同市の海岸沿いは高さ約7メートルの津波に襲われたが、防災林の後背地に位置する自宅付近に来る頃には高さ約40センチになり、床上浸水は免れた。津波による町内での死者もいなかったという。岩手県や福島県でも、漂流していた車や漁船などが防災林でとどまり、住宅地に流入するのを防いだ例が10件近く確認された。一方、防災林のない港湾施設などの背後では大きな被害が出た。
同庁が森林総合研究所(茨城県)に委託した調査では、高さ16メートルの津波が起きた場合、防災林がないと約18分後には海岸から600メートル離れた地点に秒速約10メートルの波が押し寄せるが、防災林があれば到達時間を約6分間遅らせ、津波の勢いも秒速2メートルに落ちた。
最終更新:10月6日(木)3時6分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111005-00001498-yom-soci