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<福島第1原発>作業員の搬送に2時間…心筋梗塞で死亡か (毎日新聞)


 東京電力福島第1原発で14日、60代の男性作業員が死亡した問題で、男性が体調不良を訴えてから病院に到着するまでに2時間以上かかっていたことが分かっ



▽つづきはこちら

自らの見栄と保身が第一、自らの利益のために国を切り売りする、そうしたクズどもはのうのうと生きながらえている一方で、現場の過酷な環境下で体調を崩したり亡くなったりする人間もいる。

亡くなった男性作業員は60代とのことで、元々の体力とか体調とかも無関係でないのだろうけど、医務の担当が1人というのもどうしたもんかな、と。

2交代、3交代なりのシフトで常時あたることはできないのかね。

こんな事態になってまでも「無駄を省く」とかいう馬鹿げたことを言っているんじゃないだろうな。


以下、全文。


毎日新聞 5月14日(土)22時10分配信

 東京電力福島第1原発で14日、60代の男性作業員が死亡した問題で、男性が体調不良を訴えてから病院に到着するまでに2時間以上かかっていたことが分かった。救急車に乗せるためには警戒区域(半径20キロ圏内)外まで出る必要があるためだ。過酷な作業環境で危険にさらされていると指摘される原発作業員を取り巻く救急体制の脆弱(ぜいじゃく)さが浮き彫りになった。

【ニュースの第一報】福島第1原発で協力会社作業員死亡 廃棄物処理施設で作業

 東電と双葉地方広域市町村圏組合消防本部によると、男性は13日から原発で収束作業に従事。14日は午前6時に作業を始め約50分後、体調不良を訴えて医務室に運ばれた。だが勤務医は1人で、勤務時間(午前10時~午後4時)外だったため、心臓マッサージなどの講習を受けている東電社員の「医療班」が応急手当てをした。既に意識は無く呼吸も確認できなかったという。

 このため同7時35分ごろ業務用車両に乗せ、8時10分ごろ約20キロ南の楢葉町にある拠点施設のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」に到着。常駐医師が心臓マッサージなどを施したが意識は戻らず、8時35分ごろに救急車に乗せられ、9時7分に原発から約45キロのいわき市立総合磐城共立病院に着いた。発症から2時間たっており、9時33分に死亡が確認された。福島県警は医師の診断結果などから心筋梗塞(こうそく)の可能性があるとみている。

 原発事故後、県災害対策本部と消防、東電の取り決めで、同原発からの救急搬送は、救急隊員の安全確保のためJヴィレッジで受け渡すことにした。同消防本部は、原発事故前なら、男性は第1原発から約4~5キロの病院に搬送していた可能性があるとしている。東電福島事務所は14日夜の会見で「診察できる医師を近くに置く態勢を検討したい」と述べた。【仙石恭、根本毅】

最終更新:5月14日(土)22時51分


引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110514-00000105-mai-soci

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