俺の横槍

　観光庁は6日、大型連休を地域ごとにずらして取得する「休暇分散化」構想推進のため

経済活性化の観点（笑）って。

連休はみんながみんな旅行に行くわけじゃねえっての。

帰省するとき、自分が住んでいる地域と故郷とで休暇が異なってたら、どうするんだ。「どうせ戻っても親類と顔を合わせることもできない」ってことで、むしろ家に篭る結果にだってなりかねない。

有給休暇の取得促進（笑）って。

休暇の分散化程度で改善できる問題かよ。故郷の休暇に合わせて休むために有給を取る……といった現象が期待されているのかもしれないが。

人員的な制約――たとえばぎりぎりの人数で回している職場等――で有給を取りたくても取れない状況にある人にとって、なんら状況は変わることはない。

どちらにしても、厳重な監視体制を敷くなりして、有給休暇を申請した人物の代わりの人員を手配するシステムとか、有給休暇を却下した企業に罰則を設けるとかをしなりゃ、意味ない。

ただ単に制度を変えるだけでなく、それを保障する法整備まで行わなけりゃ機能しないな、これ。


以下、全文。

時事通信 10月6日(水)13時1分配信

　観光庁は6日、大型連休を地域ごとにずらして取得する「休暇分散化」構想推進のため、経済界代表らでつくる「休暇改革国民会議」の初会合を都内で開いた。構想に対し、経済活性化の観点などから導入すべきだとの意見が多かった一方、企業活動への影響を懸念する声も出た。
　同会議は、経済界や教育界、道府県知事ら約60人で構成。会議では、「分散化は観光需要の拡大や雇用創出につながる」（経済界）などと賛成意見が大半を占めた。ただ「全国展開の企業では取引に支障が出る」「祝日の意義が薄れる」などの否定的な声も。また、休暇分散化の導入より、有給休暇の取得促進を求める意見も出た。　

最終更新:10月6日(水)15時21分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101006-00000060-jij-bus_all