俺の横槍

　「タイガーマスク現象」とされる匿名寄付が続く中、相模原市緑区の橋本駅前交番に宛

よい行いとして流行にはなったものの、現行の法ではこうした寄贈物は遺失物扱い、３ヶ月を経てからようやく届けたい相手に届くよう手配ができるという感じか。

もしかしたらその辺は、あらかじめどこに配るか決めておく、みたいな融通を利かせることはできるかもしれないけれど、今年の分として間に合いそうなのは昨年１２月のタイガーマスクさん（仮）のものだけなんじゃないか。

むろん途中からでもランドセルを必要とする子供はいるだろうから無駄ではないが、「もう少し待てばランドセルが使えるようになる予定だから用意しません」というわけにもいかないだろ。

で、誰にも使われないまま時間だけ過ぎることになってしまえば、その間の保管場所や管理が必要になってくる。万が一、子供の手に渡らないまま紛失なんてことになったら誰もが報われない。

今年の匿名ランドセル寄贈シーズンはとりあえず締め括ることにしてよいんじゃないかね。あとは名乗り出る形で延長戦か、文房具等の年中使えるような品物で。


以下、全文。

カナロコ 1月21日(金)7時0分配信

　「タイガーマスク現象」とされる匿名寄付が続く中、相模原市緑区の橋本駅前交番に宛先や差出人の不明なランドセル２個などが置かれ、相模原北署が対応に苦慮している。拾得物扱いせざるを得ず、差出人が分からなければ、同署で３カ月間保管し、その後は県の所有物となる。今春の入学式シーズンには間に合わなくなるため、同署は差出人に名乗り出るよう呼び掛けている。

　同署によると、15日午後４時10分ごろ、橋本駅前交番内に、黒と赤のランドセル２個と、反射板のついたキーホルダー７個が置かれているのを、交番勤務員が発見。「だてさんの知り合い、どうか役に立てて下さい」などと書かれた手紙が添えられていた。宛先がないため、遺失物法に基づき、拾得物として扱うしかないという。

　同署はこれまで、防犯メールを通じて情報提供を呼び掛けているが、差出人からの連絡はなし。一方、市民からは「警察が施設を探してランドセルを贈って」などの声が５件ほど寄せられているという。

　同署の担当者は「拾得物として扱うのは、正直心苦しい。善意を無駄にしないためにも、名乗り出てほしい」と話している。

最終更新:1月21日(金)7時0分

引用元：
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110121-00000007-kana-l14