秋の味覚、東北に試練…キノコ直売所は閑散 (読売新聞)
2011.09.17 |Category …国内
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、各地の「秋の味覚」に影響が広がっている。 福島県では観光客向けのマツタケ狩りを中止。
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読売新聞 9月17日(土)17時23分配信
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、各地の「秋の味覚」に影響が広がっている。
福島県では観光客向けのマツタケ狩りを中止。放射性物質の濃度を表示して特産のナシを販売する直売所もあり、昨年までとは異なる光景が広がる。一方、稲作農家が、独自に民間の調査機関に自作米の放射性物質調査を依頼する動きも出ており、生産者たちは消費者の信頼をつなぎとめようと懸命だ。
同県内では、野生のキノコから国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出されたのを受け、43市町村で野生キノコが出荷停止となった。マツタケが名産の棚倉町でも例年、町観光協会が9月中旬から10月中旬にかけて行ってきた有料のマツタケ狩りと、10月22日の「きのこまつり」を中止した。「事前の問い合わせも多かったのに残念」と協会の落胆は大きい。
出荷停止となっている猪苗代町内のキノコ直売所も閑散。安田アキ子さん(70)は、町外産であることを記した紙を添えて安全性をアピールしたが、「いつもは駐車場から車があふれるほど混雑するのに、今年の人出は3分の1」とため息が漏れる。
最終更新:9月17日(土)17時23分
引用元:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110917-00000426-yom-soci